男女共同参画アンケートの結果を共有します
男女共同参画と聞くと漠然と『女性が社会に出て輝くこと』や、クオータ制のような
『政治の場における女性割合○%』などを想像される方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
結果としてはそうなることで、女性の意見が社会で活かされる場が増えていき、
性別によらず、一人ひとりの意思が尊重される世の中になっていくと考えられていますが、
そこまで辿り着くためにはどういったハードルがあるのか、
一つ一つを明らかにしたうえで解消していく必要があります。
2024年10月、高森町内の4園を利用されている保護者(293世帯:内、回答は107世帯)へ
『家事育児の分担状況』に関するアンケートを実施しました。
保育園を利用されている保護者向けのアンケートとなった経緯としては、
「女性の社会進出」は「男性の家庭進出」であると考えたことが一つ。
また、毎年町民の皆さんにご協力いただいている町民アンケートの
「女性の活躍を妨げているものは何だと思うか」という設問に対し、
「男性と比べて家事などの家庭責任が重い」が6割以上を占める結果となっていたからです。
『男女共同参画社会の実現に近づくために』+仕事・家事・育児に関するアンケート結果(1) (PDF 888KB)
『男女共同参画社会の実現に近づくために』+仕事・家事・育児に関するアンケート結果_育児(1) (PDF 927KB)
アンケート結果によると、
・回答いただいた世帯の内、約8割が核家族世帯
・家事育児の分担は約6~7割で実施
・最も負担感の強い家事は「食事の支度」(負担しているのは「母親」が約6割)
・時短勤務は「母親が取得」が約6割
・子育てをしながらの勤務に対する職場の理解
母親:「ある」約8割
父親:「ある」約5割、「不明」約3割
本結果を受け、それぞれの世帯で協力し合って生活していることは明らかである一方、
時短勤務の取得や子育てをしながらの勤務に理解をしてもらうための調整など、
より主体的(自身の行動を変容させながら)に家事育児に関わっているのは女性側である
という結果が見えてきました。