「天竜川高森かわまちづくり計画」登録書の伝達が行われました
「天竜川高森かわまちづくり計画」が国土交通省の支援制度に登録され、令和2年3月30日、天竜川上流河川事務所の伊藤所長より、登録証の伝達がされました。
高森町の取り組み
平成30年度より、役場若手職員による3つのプロジェクトが始動し、「川」「段丘林」「農地」という町内の地域資源を活かしながら課題解決を図り、未来の高森町について若手職員が検討を行ってきました。
この中の1つ「かわまちづくりプロジェクト」では、天竜川や水辺の新たな利活用について、どんな賑わいの場にしていくことができるだろうか検討してきました。
また、町内事業者や、区関係者、子育て中のお母さんなど中心とした「天竜川かわまちづくり協議会」も設立し、水辺の新しい活用による美しい空間づくり、賑わいの創出を持続的に実現することを目的に検討を進め、社会実験なども実施してきました。
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高森中学校3年生は総合の学習の時間を活用し、16時限をかけて自分たちで、天竜川の可能性や利活用の方法を調べ、考え、議論を重ねました。まとめた内容は、高森中学校文化祭で中間報告が全校に発表され、高森まるごと収穫祭でも、町民や来場者にむけて発表しました。
様々な人が関わり検討してきた内容をまとめた「天竜川高森かわまちづくり」計画が国土交通省のかわまちづくり支援制度へ登録されることが決定いたしました!
かわまちづくりとは?
「かわまちづくり」とは、地域活性化のために、景観、歴史、文化及び観光基盤などの地域がもつ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、市町村、民間事業者及び地元住民と河川管理者の連携のもと、「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間形成を目指す取り組みです。
概要
高森町では、「柿とカヌーと祭りの町」をキャッチコピーに、伊那谷の美しい河岸段丘が織り成す景観と、当地が発祥とされる「市田柿」の生産、天竜川での灯籠流しやカヌー下りなど、地域資源を活かしたまちづくりに取り組んできました。
2027年に開通が予定されるリニア中央新幹線の長野県駅から15分の立地、併せて中央自動車道座光寺スマートI.Cの整備や天竜川の東西を結ぶ竜神大橋の新設が計画されるなど、地域一帯に新たな関係人口の増大が期待されています。また、当該箇所は2027年開催の長野国体カヌー競技地に内定し、カヌーの町としての特色をさらに盛り上げていく機運が高まっています。
この取組を充実させるため、本計画では、関係人口の増大による町の賑わい発展のため、まちづくりと一体となった水辺の整備・利用に係る取り組みを実施し、地域の魅力の向上、関係人口の創出などを図ります。
ハード施策の内容
国土交通省
盛土(防災資材置き場)
高森町
カヌースラロームコース、親水池・体験水路、ウォーキングコース案内等整備
ソフト施策の内容
河川敷を用いたイベント、リバースポーツの大会等の実施や防災訓練等