令和7年7月12日(土曜日)に、たかもり生きものしらべ「魚とり」を開催しました。
場所は町内を流れる袋ヶ沢川。多くの親子(10組29人)が参加しました。
生きものしらべは、身近に住む生き物を調べて体験することで、自然環境に関心を高めるため、親子を対象にして実施しています。
魚とりは、参加者が河川と、そこに生息する魚から身近な環境の現状を知り、川や自然に親しむことを狙いとしています。
講師は高森町の動植物調査の調査員を担当した、大原均さんに依頼しました。
2020年度に発行した、高森町の動植物誌でまとめた状況からの変化を比較するため、今年度から経年変化を調査します。
参加者は市民調査員として、捕獲調査を体験。
始めに、講師の大原さんから、この地域に生息する魚や、魚の特徴について説明を聞きました。

その後、天竜川との合流点から約200m上流の河川に移動して、魚とりを開始。
川の端にある草や石の近くに網を置き、上流を足で揺らすことで魚を捕まえる、「ガサガサ」という方法を用いました。

多くの魚や昆虫が網に入り、子どもだけでなく、大人も夢中になって調査します。
川の流れの変化や植物、ごみの状況などを感じながら、足や網を動かしました。
近くの公民館に移動して、捕った魚を観察します。
オイカワやモロコ、カワヨシノボリ、スナヤツメ、ドジョウの他、全部で9種類の魚を確認することができました。

参加者は、身近な川にこれ程多くの魚が生息していることに驚いていました。
従来から住んでいる魚がいるだけではなく、近年になって増えた種類がいることも知りました。
川にごみを捨ててはいけないこと、身近な環境を大切に使いたいとの感想が多く聞かれました。
