高森町はゼロカーボンの実現を目指して取り組みをしています。
令和6年度に、家庭で取り組む地球温暖化対策として、「置き配グッズを活用した再配達の削減」にチャレンジする、町民モニター事業を実施しました。
宅配サービスの再配達を減らすことで、二酸化炭素の排出量を削減します。
最終回となりました、3回目のアンケート結果と、モニター期間中の集計がまとまりましたので、お知らせします。
◆取り組み内容◆
・取り組み期間:令和6年5月1日~令和6年9月30日
・置き配グッズ:荷物を入れておくことのできる『置き配バッグ』と、ドアノブに「置き配OK」を示しておける『置き配プレート』。
・取り組み人数:40名(置き配バッグ20名、置き配プレート20名。どちらか1つを選択)
・取り組み内容:玄関前等に置き配グッズを設置して、宅配の受け取りに使うことで、再配達を削減する。
↓置き配バッグ『OKIPPA』↓ ↓置き配プレート↓
◆最終結果の概要◆
置き配グッズを活用したモニター事業を実施して、5ヶ月が経過しました。
最終集計の結果がまとまりましたので、お知らせします。
取り組み期間内に置き配グッズを活用して受け取った荷物は期間中合計で373個ありました。
グッズ1個あたりの平均で、4.5個受け取ったことになります。
再配達になるはずだった荷物の内、91.0%を抑えることになりました。
◆再配達抑制率=B÷(B+C)
■全体
全体平均1個あたり4.5個 再配達抑制率→91.0%
■置き配バッグ
全体平均1個あたり4.8個 再配達抑制率→93.4%
■置き配プレート
全体平均1個あたり4.2個 再配達抑制率→88.0%
□荷物全体に占める再配達の割合□
☆全体:5.6% (バック:4.0%・ プレート:7.5%)
また今回で、最終となるアンケートでは以下の質問をしました。
Q1. 置き配グッズを利用することは、地球温暖化防止対策として効果的であると思いますか?
◇効果的である…17人(89.5%) ◇わからない…2人(10.5%)
Q2. 置き配グッズの取り組みを開始する前と比較して、ゼロカーボン実現への意識は高まりましたか?
◇高くなった…15人(78.9%) ◇変わらない…4人(21.1%)
Q3. 今回、取り組みをした感想をお聞かせください。(一部抜粋)
*バッグ使用者の感想*
・今までは、置き配を選択しても再配達になることがありましたが、宅配バッグがきてからは一度も再配達にならなかったので、すごい効果があり驚いています。配達員さんも時間を気にすることなく、通り過ぎたタイミングで荷物を配達できると思うので、お互い良かったのかなと思います。
・届く日はわかっていても、時間帯がわからないことで、外出時間を決めなければなりませんでした。置き配バッグを用いたシステムは、そうした不安を解消するのにぴったりな商品だと思います。今後もネット注文は増えていくものと思われます。そうした不安を解消できる取り組みをしていただいたことに感謝するとともに、置き配グッズが各家庭に普及することを願っています。
*プレート使用者の感想*
・地球温暖化防止という観点からは、さほど意識は変わらなかった。しかし再配達の申請の手間が省ける事は、かなりストレスの軽減になった。一度で荷物が受け取れる事は、かなり有り難く感謝申し上げたい。
・再配達の連絡をする回数が格段に減った。
※他にもたくさんの感想をいただきました。
詳しくは結果報告をご覧ください。
感想にもあるように、置き配グッズを使用することで、再配達を大幅に削減することができました。
その結果、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出削減に繋がりました。
再配達の依頼をする手間が省けたことや、再配達の時間を気にして出かけることが少なくなることで、時間の有効活用にもなりました。
また、取り組みによってゼロカーボンに対する意識が向上したという方が多く、実践が意識変化のきっかけになったと考えられます。
地球温暖化は深刻な環境問題であり、何もしなければ着々と進行していってしまいます。
日々の生活の中で、私たちにできることから取り組むことで、地球温暖化の防止につながります。
今後も一緒に地球温暖化対策に取り組みましょう‼
モニターに参加していただいた方々、ご協力ありがとうございました。
◆3回目 結果の概要◆
・アンケート期間:令和6年9月1日~令和6年9月30日
・アンケート回答人数:19名(バッグ11名、プレート8名)
置き配グッズを活用して受け取った荷物は全体で65個ありました。
グッズ1個あたり、平均3.4個を受け取ったことになります。
再配達になってしまうはずだった荷物の内、89.0%を抑えることになりました。
◆再配達抑制率=B÷(B+C)
■全体
全体平均1個あたり3.4個 再配達抑制率→89.0%
■置き配バッグ
全体平均1個あたり4.4個 再配達抑制率→98.0%
■置き配プレート
全体平均1個あたり2個 再配達抑制率→69.6%
□荷物全体に占める再配達の割合□
☆全体:7.7% (バック:1.4% プレート:21.2%)
最終回の調査でも、再配達となってしまう理由は以下の点で、1回目、2回とほぼ同様でした。
・クール便等であった
・本人確認が必要なものだった
・置き配バッグ非対応の大きさだった
◆2回目 結果の概要◆
・アンケート期間:令和6年7月1日~令和6年8月31日
・アンケート回答人数:27名(バッグ16名、プレート11名)
置き配グッズを活用して受け取った荷物は全体で124個ありました。
グッズ1個あたりの平均で、4.6個受け取ったことになります。
再配達になるはずだった荷物の内、94.7%を抑えることになり、1回目に比べてさらに再配達を抑制できました。
◆再配達抑制率=B÷(B+C)
■全体
全体平均1個あたり4.6個 再配達抑制率→94.7%
■置き配バッグ
全体平均1個あたり4.2個 再配達抑制率→94.4%
■置き配プレート
全体平均1個あたり5.1個 再配達抑制率→94.9%
また、荷物全体に占める再配達の割合は、次のようになりました。
☆全体:3.3% バッグ:3.2% プレート:3.1%
置き配グッズ利用しても、再配達になることがありました。
その理由は、以下の2点です。
・クール便等であった。
・本人確認が必要なものだった。
再配達の削減率は非常に高く、二酸化炭素を削減していると考えられます。
◆1回目 結果の概要◆
・アンケート期間:令和6年5月1日~令和6年6月30日
・アンケート回答人数:32名(バッグ15名、プレート17名)
モニターは、日中、家にいる時間が比較的少ない、30~50代の働く世代が88%になっています。
戸建て住宅に住む方が84%です。
家族構成として、81%が子育て世帯(核家族と3世代家族)でした。
97%の方が、毎月、インターネットによる通信販売を利用しています。
今回、置き配グッズを活用して受け取った荷物は全体で142個ありました。
モニターが活用したグッズ1個あたり、平均4.4個を受け取ったことになります。
再配達になるはずだった荷物の内、88.8%を抑えることができました。
■全体
■置き配バッグ
■置き配プレート
また、荷物全体に占める再配達の割合は、次のようになりました。
■全体:6.5% バック:13.7% プレート:4.8%
全体の62%の方が、グッズを活用する前は「3割以上の荷物」が再配達(全体62%、バッグ66%、プレート59%)
となっていたことから、再配達を大幅に減らすことができています。
取り組みを始めて2ヶ月が経過しました。
アンケートの結果から、置き配グッズを活用することにより、再配達を大幅に削減できていることがわかりました。
引き続き、取り組みをしていきます。
◆詳細の結果◆
詳細をまとめた結果は、こちらのファイルをご覧ください。
高森町は、ゼロカーボンの実現を目指しています。
それぞれの家庭で取り組む地球温暖化対策として、置き配グッズを活用した再配達の削減にチャレンジ!
是非、ご参加ください。
※募集人員に達しましたので、受付を終了します。
1、募集期間
令和6年4月1日(月曜日)から4月30日(火曜日)
※募集人数がいっぱいになりましたら、受付を終了します
2、参加対象
次のいずれにも当てはまる方
(1)高森町内にお住まいの方(同一世帯の申し込みは1件まで)
(2)取り組みに参加して、アンケートに協力いただける方
※町では、荷物の盗難や紛失等の責任は負えませんので、ご了承ください。
3、募集人数
(1)置き配バッグ 20人
(2)置き配プレート 20人
※申し込みできるのは、(1)(2)のいずれか1つです
※利用するグッズ(バッグ・プレート)は、モニター期間終了まで取り組み、アンケートに協力いただけることを条件に、無償で提供します
※バッグは「OKIPPA」、プレートは「ヘキサゴンドアノブプレート」です(詳細は「7、置き配グッズ」をご覧ください)
4、取り組み期間
令和6年5月1日(水曜日)から令和6年9月30日(月曜日)
5、取り組み方法
(1)申し込み受付後、置き配グッズを4月中に配布
(2)玄関先に置き配グッズを設置
(3)宅配の受け取りに使う
(4)2ヶ月に1度、アンケートに答える(インターネット)
(5)モニター期間終了後、最終アンケートに答える(インターネット)
6、申し込み
下の二次元コードを読み取るか、URLをクリックして、必要事項を入力してください
7、置き配グッズ
(1)置き配バッグ
(未使用時はコンパクト、使用時は大きくなります)
(大きな荷物も入れることができます)
(鍵等の必要なものが付属しています)
(2)置き配プレート
(両面に表示があり、「チャイムを押す・押さない」を選ぶことができます)