令和6年9月23日(月・祝)に、親子を対象にした、小水力発電の体験学習会を開催しました。
場所は飯田市にある野底川小水力発電所。
身近な自然を活用した発電方法を知ることで、地球温暖化防止への理解を深めることを目指して、初めて開催。
講師は、おひさま進歩エネルギー株式会社が担当しました。
始めに、講師の伊藤さんから、水力発電の仕組みについて説明を受けました。
高いところから低いところへ水が流れる力を使って電気を作ることや、水の力を使うため環境に優しい発電方法であることを聞きました。
小型の発電機を用いて、実際に水の力でLED照明を点ける実験に挑戦。
高い場所から水が落ちる場合と、低い場所から落ちる場合における、発電量の違いを体験しました。
(水力発電の実験キットを使って仕組みを学習)
その後、水の取り入れ口に移動。
川から効率よく水を取り、ごみを取り除いて管路に流れる様子に感心していました。
そこから約1km下流にある発電所に移動します。
途中にある、地上に水路の管が見えている場所では、管の太さや、長い距離を水が流れていくことを観察しました。
(水の取り入れ口)
発電施設では、電気を作るところを見学。
水車が回る音が大きいことや、想像していたよりも大きな設備があることに驚きました。
(小水力発電施設)
参加者からは、多くの質問が出て、関心の高さが伺えました。
「この地域には太陽や、水といった自然の力を利用した発電がたくさんあることが分かった。」
「電気を作るのは大変なので、大切に使いたい。」と言った感想が聞かれました。
自分たちが住む場所の近くにある水力発電所を見学し、体験を通して、今後も電気の大切さを感じていただけると嬉しいです。
イベント開催の際には、皆様の参加をお待ちしています。