令和6年8月4日(日)に、たかもり生きものしらべ「水生生物観察会」を開催しました。場所は町内を流れる一級河川、大島川です。今年度も多くの親子(6組14人)が参加しました。
生きものしらべは、身近に住む生き物を調べて体験することで、自然環境に関心を深めるために実施しています。水生生物観察会は、川の中に棲んでいる生きものを捕まえて調べることで、河川の水質を判定します。講師は株式会社環境アセスメントセンターに依頼しました。
下流での採集の様子
始めに、下流の天竜川付近に移動。川に入ると、水が温かく、石の表面がぬるぬるしていました。石や草の下流側に網を置いて石等を動かし、生き物を捕まえます。
ブユ類やサワガニ、カワニナ、コオニヤンマ等を捕まえました。国(環境省・国土交通省)の指標から、きれいな水とほとんどがきれいな水に住む生き物でした。きれいな水に住む種類の生き物が多く見つかったため、きれいな水と判定しました。
上流での採集の様子
続いて、標高が250m高く、天白公園から500m程上流側で実施。人家はまばらで、山に近い場所です。川の水が冷たく、石がごつごつしていました。
カワゲラ類やカゲロウ類、ナミウズムシの他、多くの生き物を見つけました。国の指標から、ほとんどがきれいな水に住む生き物であり、きれいな水と判定しました。
観察・水質判定の様子
参加者からは、「上流と下流での川の違いを感じた。人が生活することによって下流では水や生き物に影響があった。これからは水を大切にして、汚さないように生活したい」といった感想がありました。
環境水道課ではこれからも、自然環境を体験しながら楽しく学ぶ取り組みをしていきます。