高森町は、ツキノワグマ生息エリアです
高森町を含む長野県内はツキノワグマが生息しているエリアです。例年6月から9月頃にかけて、クマが農作物等を求め集落に降りてきます。市田地区では中央道付近まで、山吹地区では山吹公園付近まで降りてくることが確認されています。上段地区に限らず樹林がつながっている場所では注意が必要です。特に河川沿いはクマの通り道になっています。身近な場所でもクマが行動していることを念頭におき、不慮の事故や被害を防ぐため、次のことに気をつけるよう心がけましょう。
クマとの遭遇を避けるために
朝夕の行動は避ける
朝夕はクマが活発に活動します。この時間帯に森林に入ることや林の近くを通ることは避けましょう。
(注意…クマは昼間も行動します)
周囲の確認をする
クマは聴覚や嗅覚が人より優れています。人の気配を感じたクマは通常、自ら人を避けます。単独行動を避け、笛・ラジオ・クマ鈴などで大きな音を出して行動しましょう。
山菜はクマが好んで食べます。山菜採りの際は、周りの気配に注意しましょう。
特に渓流沿いは水の音で、クマも人もお互いの気配を感じず接近してしまうことがあります。
クマのいる場所に近づかない
森林はクマの生息地で、どこにいてもおかしくありません。クマの足跡や糞などを見つけたら、それ以上近づかずに引き返しましょう。
子グマを見たら立ち去る
子グマの近くには必ず母クマがいます。母クマは子グマを守るために神経質になっており、人がクマと近い距離にいると攻撃することがあります。子グマを見かけたら、そのままそっと立ち去りましょう。また、母クマの姿は見えなくても、子グマのそばには必ずいると思ってください。
飲食物は必ず持ち帰る
クマに人の食べ物の味を覚えさせないために、必ずゴミは自宅に持ち帰りましょう。
犬は連れて行かない
人の気配を感じたクマは、身を隠して人をやり過ごそうとしますが、一緒にいる犬に吠えられるなどすると、人へ攻撃をする場合があります。犬を連れて森林へ入るのはやめましょう。
住宅・施設等の周りにクマを寄せ付けるものを屋外に長時間放置しない
生ゴミ(ゴミ箱)・ペットフード・飲み残しの飲料などの物は、建物にクマを引寄せる原因になります。適切な管理や処分をしましょう。
クマを目撃したら
クマを目撃した時・クマによる農作物等の被害にあった時は、速やかに「高森町営農支援センターゆうきまたは、高森町役場産業課」へご連絡ください。その際、時間、場所、移動方向、被害にあった作物の種類と数量、クマの頭数等、できるだけ詳しい情報のご提供をお願いします。