多重債務相談について
多重債務とは、複数の借入先から返済能力を超えて借金をしている状態をいいます。
病気やリストラで収入が減ってしまったり、今ある借金を返すために他の金融機関から借金を繰り返したりすることにより、雪だるま式に借金が増え続け返済が困難になってしまう多重債務者が増えています。
万が一、多重債務に陥っても、ひとりで悩まずに、消費生活センター等の専門機関にまず相談しましょう。
消費者金融やクレジット会社などから多額の借金を抱え困っている人のために、弁護士会・司法書士会と連携し債務整理を行うことで、借金からの立ち直り、生活再建の支援を図ります。
多重債務に陥らないために
- 家計管理をしっかり行う。
- 借金は自分の収入の範囲内でする。
- できるだけ短期間に全て返済する。少しでも残りがあれば利息は発生する。
- 借金をする時は契約内容(返済期間、利息等)をしっかり把握し、無理のない返済計画を立てる。
- 返済が困難になったからといって他の金融業者から借りて返済しても、かえって借金が増えることになる。
債務整理の方法
任意整理
弁護士などを通じて貸金業者と話し合い、返済額や返済方法を決めること。
特定調停
裁判所に調停を申し立て、調停の場で貸金業者と話し合い、返済額や返済方法を決めること。
個人再生手続
将来の継続的な収入から借金を返済する計画を立て、その計画を裁判所が認めれば、その方法に従って返済することによって残りの債務が免除されること。
自己破産
裁判所に、債務者自身が破産していることを宣告するように申し立てること。
いずれの方法を選択するかは、相談者自身が法律専門家と相談して決めることになります。
相談の流れ
万が一、多重債務に陥っても、新たな借金は絶対にしてはいけません。ひとりで悩まず、すぐに相談してください。
- 相談に来訪(契約書、領収書などをご持参ください)
- 相談員がご相談の内容を聞き取り
- 相談内容をふまえ、法律専門家を紹介
- 法律専門家が解決に向けて対応
相談窓口
長野県南信消費生活センター
住所
〒395-0034 飯田市追手町2丁目641-47
電話
0265-24-8058、0265-24-0999(テレホンサービス)
受付時間
午前8時30分〜午後5時(土曜日・日曜日・祝日、年末年始の休日を除く)
対象地域
原則として飯伊地域、上伊那地域
その他の相談窓口
国民生活センター消費者ホットライン 188
相談受付時間
土曜日・日曜日・祝日 午前10時~午後4時(年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
電話
消費者ホットライン 188(局番なし)