1、文化財を通じた子育ての取り組みとは
文化財には地域の歩みや歴史・文化が詰まっていて、それぞれの地域が持つ魅力(宝物)であると言えます。
教育委員会事務局では、子どもたちが身近な文化財を体験しながら楽しく学ぶことを通じて、地域への関心や愛着を持ち、心豊かに育つための活動を支援しています。
(ブンカザイルキッズの「松岡城を守る×攻める」。戦国時代の戦いを再現して、城が持つ守りの仕組みを体験。)
2、取り組みの内容
1)ブンカザイルキッズ
小学生の母親が企画しています。子どもたちが文化財を体験しながら、楽しく学ぶ取り組みを行っています。
2)松岡城址愛護会
松岡城址の管理、活用を行っています。「鯉泳ぐ松岡城址新緑の会」・「松岡城址秋を観る会」等を企画しています。
3)下市田学校応援隊
旧下市田学校の活用を行っています。「下市田学校にお泊りしようよ」等を企画しています。
4)亀之丞物語の制作
高森中学校の美術部有志が、小中学生に亀之丞※を通じた町の歴史や文化財を紹介するための冊子を制作しました。
※高森町は、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の主人公、「井伊直虎」のいいなずけであった亀之丞(直親)が青少年期を過ごした、ゆかりの場所です。
5)歴史民俗資料館 時の駅
「夏休み親子体験教室」、「小正月飾り作り教室」の他、子どもが楽しみながら地域の歴史や文化を学ぶことができる企画や展示を行っています。
6)学習会等
小中学生等が文化財や歴史を学ぶことで、町に関心や愛着を持ちます。
(下市田学校にお泊まりしようよ。「流しそうめん」)
子どもたちが地域の魅力である文化財を舞台に、文化財を形作ってきた地域の方々と触れ合うことで、生きた学習をします。幅広い教養や、「地域」・「人」・「モノ」を大切にする心を身に付けていきます。