満蒙開拓平和記念館にて平和講演会を開催しました
7月3日(日曜)に阿智村の満蒙開拓平和記念館にて、令和4年度平和講演会を開催しました。
平和へのかけはし使節団として8月に広島に派遣される小中学生などを中心に、合計35名の方にご参加いただきました。
到着後、まずは満蒙開拓団の歴史の概要について、どういう経過・目的で満蒙開拓団が始まったのか、実際の現地での生活の様子、終戦後の苦悩について学びました。
その後、館内の展示物を見学しました。
全国的にも長野県民が突出して一番多く満蒙開拓団に派遣されたこと、高森町からは282名が派遣されたこと。
当時の写真や残っている資料を見ながら、満蒙開拓団に希望をもって参加した人々の姿と、終戦後に家族と別れ、日本を目指して逃げ惑い続けた人々の姿。
ボランティアガイドさんの分かりやすい説明を聞きながら、参加者はメモを取ったり、質問をしたり、学びを深めました。
最後に、飯田下伊那地域から満蒙開拓団に参加し、終戦後に日本に帰国した方々の体験談を聞きました。
母を目の前で亡くしても涙が出なかったというお話、今でも当時の様子を夢に見るというお話。
体験談を聞いた後に、当時小学生で満蒙開拓団に派遣され、日本に帰国した方の状況について、「もし自分だったらどのように感じ、どう行動したか?」を考え、発表しました。
小中学生、保護者などそれぞれの立場で、当時の様子を自分事として考え、ほかの参加者と意見を交換する貴重な機会となりました。
「平和への想いを広島へ」折鶴の作成にご協力をお願いします
昨年度、一昨年度と新型コロナウイルス感染拡大により派遣を中止しましたが、今年度は第32回「平和へのかけはし使節団」を広島市へ派遣します。
派遣団は町民の代表として平和への願いを込めた折鶴をお預かりし、公園内の慰霊碑に奉納します。
皆さまには可能な範囲で折鶴の作成にご理解・ご協力をお願いします。
折鶴作成に関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。
満蒙開拓平和記念館を訪問して、学び、考え、発表しよう
今年度から高森町は満蒙開拓平和記念館の自治体パートナーとなっています。
昨年、一昨年と平和講演会の中で地域に関係の深い「満蒙開拓団の歴史」をテーマに取り上げてきました。
今年度はこれまでの取組を活かして、満蒙開拓平和記念館を会場に、展示見学や体験者の証言映像の視聴、ワークショップ形式で参加者同士で個々の意見を交換します。
多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
開催概要
日時
令和4年7月3日(日曜)午後1時30分~3時30分
会場
満蒙開拓平和記念館(阿智村駒場)
対象
どなたでも参加できます
※小学4年生以下は保護者の方も一緒にご参加ください
参加費
無料
プログラム
展示見学を行います
13時30分 受付・はじまりの会
- 満蒙開拓団の歴史と概要を知る
- 展示を見学して、詳しく学ぶ
- 体験者の証言映像を見る
- ワークショップで意見交換
~自分ごととして考えてみよう~
15時30分 終わりの会・終了
移動方法
バス乗車希望の方
午後1時に高森町役場前駐車場を出発します。
午後12時45分に高森町公民館前に集まってください。
現地集合を希望の方
満蒙開拓平和記念館(阿智村駒場)に午後1時30分までに集まってください。
参加申込方法について
申込書を教育委員会事務局まで提出してください
平和講演会チラシ下部の「申込書」に必要事項をご記入の上、高森町教育委員会事務局へご提出ください。
平和講演会チラシはこちら (PDF 817KB)
インターネットの参加申込フォームにて申込ください
インターネットから申込を希望される方は下記URLまたはQRコードから参加申込フォームへアクセスいただき、参加申込をお願いします。