カヌーをまちづくりに導入した背景
伊那谷の背を成す天竜川は、この地方の自然、風景、生活を語るとき欠かすことのできない大切な資源です。
高森町もこの川から計り知れない恵を受けてきました。
天竜川は諏訪湖から流れ出し、太平洋へと流れ込みます。町としても天竜川は素晴らしい財産と考え、カヌーをまちづくりのソフト事業として導入することになりました。
当町より出発する主なカヌー愛好家のコースは、伊那谷において最も川幅が広がり、直線的に流れる地域が高森町市田港から飯田市時又港までの約13キロメートルです。最近では当町北部の流域にあるスポット等で、特にスラローム・カヌーの愛好家の方々にも楽しまれるようになりました。
全日本天竜川カヌー競技大会
当町のカヌー大会の歴史
大会はこの地域をコースとし、昭和47年の第1回大会以降毎年開催され、平成23年度で40回を数える歴史ある大会となっており、毎年全国各地から多くの参加者を迎え盛大に開催されています。
(2008年の北京オリンピックにおいては、この天竜川でのカヌーで育った矢沢一輝君《飯田市》が出場いたしました。)
たかもりカヌークラブと「カヌー教室」
現在、地元のカヌー愛好家によって作られた「たかもりカヌークラブ」の皆さんが、毎年5月〜6月まで高森町にてカヌー教室を実施し、毎回5〜10名が参加しています。中学校や小学校のプールを開放してもらい、まずそこで初歩的な技術を覚え、最終的には天竜川を下ります。