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環境にやさしい農業についての取組を紹介します

ホームしごと・事業者農業・林業農業環境にやさしい農業についての取組を紹介します

高森町環境保全型農業協議会について

高森町環境保全型農業協議会とは、環境保全型農業に関心がある農業者が集まったグループです。現在構成員は5名で、グループの構成員は様々な環境保全に係る営農活動を行っています。また、グループは、国の交付金である環境保全型農業直接支払交付金事業を活用しています。

環境保全型農業直接支払交付金について

環境保全型農業直接支払交付金とは、化学肥料・化学合成農薬を原則5割以上低減する取組と地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動を支援するものです。

1.対象者(申請主体)

複数の農業者、または、複数の農業者及び地域住民等の地域の実情に応じた者により構成される任意組織が対象となります。

2.支援の対象となる農業者の要件

任意組織の構成員は、環境保全型農業直接支払交付金の支援の対象となるには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 主作物について販売することを目的に生産を行っていること。
  • 主作物についてエコファーマー認定を受けていること。ただし、有機農業に取り組む農業者は、信州の環境にやさしい農産物認証等の認証を取得している方は適用を受けます。
  • 農業環境規範に基づく点検を行っていること。
  • 環境保全型農業の取組を広げる活動に取り組むこと。

3.支援の内容

化学肥料・化学合成農薬の使用を都道府県の慣行レベルから原則5割以上低減する取組と合わせて行う以下の対象取組に対して支援を行います。

環境保全型農業直接支払交付金取組別単価表

環境保全型農業取組写真

農林水産省 環境保全型農業直接支払交付金サイト

環境保全型農業の取組事例紹介

環境保全型農業取組写真
コンフューザーの設置状況

環境保全型農業取組写真
南水(和梨)

1.取組者及び取り組み内容

林敬夫さん/勝又政美さん(山吹)

総合的妨害虫・雑草管理と組み合わせた交信攪乱剤による害虫防除(梨、りんご、桃)

2.交信攪乱剤(コンフューザー)による害虫防除とは

交信攪乱剤を設置すると、虫の誘引を邪魔し、次世代の害虫の発生を防ぐことができます。
交信攪乱剤は、農薬取締法に基づき「農薬」として登録を受けていますが、毒性が極めて低く環境保全型農業での使用が認められています。

3.環境にやさしい農業を始めたきっかけ

林さんは、町外にある農業法人の方々に誘われて環境にやさしい農業を始められ、環境にやさしい農産物を生産することで、取引を拡大できる可能性が高いと思われたそうです。

4.果樹栽培の工夫や苦労

消毒のタイミングや回数が通常の栽培と違うため、病気や病害虫の発生に普通以上に気を使わなければならいとのことです。また、他と栽培と比較して消毒の回数が少なくするために農薬の散布の仕方を工夫するのが大事とのことです。

5.栽培された農産物の出荷先

町内の産直店(旬彩館)や、JAもなりん等で購入できるとのことです。

伊藤さん栽培状況
ハウス栽培作業風景

トマト画像
栽培中のトマト

1.取組者及び取り組み内容

伊藤 温志さん(出原)

有機農業への取組(トマト)

2.有機農業の取組とは

伊藤さんは有機JAS認証を取得され、化学肥料や化学合成農薬を使用をしない栽培を行っています。緑肥による土づくりから始まり、有機質の肥料の施肥や天然な資材を使った防除等を取り組んでいます。

3.環境にやさしい農業を始めたきっかけ

伊藤さんは新規就農をされた方であり、農家になられたきっかけは、自然の中で自分で何かをやりたい、何かを作りたいと思われたそうです。強い農業への思いにより様々な勉強をされ、研修でお世話になった里親さんが有機農業に取り組まれていたことがきっかけでした。

4.有機栽培の工夫や苦労

緑肥による土づくりやネットの設置、天敵による防除等の手間をかけられています。一番苦労されていることは、防除でした。発生する病害虫は年ごと違い、対策を行っても違う病害虫が発生したら対策に時間がかかるとのことです。土づくりについても、化学肥料を与えればすぐに効果は出ますが、有機農業の場合天然由来の資材を使用するため、効果がどのように現れるか見極めるのが難しいと語られていました。

5.栽培された農産物の出荷先

すべて契約がなされた業者へ出荷をされ、大阪や名古屋等都市圏に販売しているとのことです。

環境にやさしい農業で生産された農産物の認証制度の説明

信州のやさしい農産物認証エコファーマー認証
マークが貼られた商品例

信州高森産直組合 旬彩館
高森町内の農産物直売所例

信州高森産直組合「旬彩館」 出原321-1

 

信州の環境にやさしい農産物
信州の環境にやさしい農産物認証シンボルマーク

エコファーマー認証
エコファーマーマーク

有機JASマーク
有機JASマーク

環境保全型農業直接支払交付金の取組要件に、取組者のエコファーマー認定や生産農産物に信州の環境にやさしい農産物認証がなされていることが条件となっています。

1、信州の環境にやさしい農産物認証

地域の一般的な栽培方法と比較して、化学肥料及び化学合成農薬を50%以上(一部30%以上)削減した方法で生産された農産物を認証する制度です。認証された農産物には、県の認証番号が入った認証票(シンボルマーク)を付けることができます。

2、エコファーマー

エコファーマーとは、土づくりと化学肥料・化学農薬の使用の低減を一体的に行う農業生産を計画し、知事の認定を受けた農業者をいいます。環境にやさしい農産物認証との違いは、農産物ではなく生産者が認定されているところです。導入計画に基づき生産された農産物に添付するシールや包装容器等に「エコファーマーマーク」を表示することができます。

エコファーマーが生産した農産物を販売している直売所一覧

・信州高森産直組合「旬彩館」 高森町出原321-1

・牛牧直売会 牛牧あんしん市場 高森町牛牧390-2

3、有機食品の検査認証(有機JAS)

有機JAS認定マークとは、農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に合格した農林物資の製品につけられる認定マークです。農林水産省が認めている唯一の有機野菜は、検査認証を受けた農産物だけです。

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