人・農地プランとは
人・農地プランとは、農業者が話し合いに基づき、地域における農業において中心的な役割を果たすことが見込まれる農業者(中心経営体)、当該地域における農業の将来の在り方などを明確化するものです。
令和元年5月、農地中間管理事業の推進に関する法律が一部改正され、地域の特性に応じて、県、市町村、農業委員会、農業協同組合、土地改良区など地域コーディネーター役を担う組織と農地中間管理機構が一体となって推進する体制をつくり、人・農地プランを核に農地の利用集積・集約化を一体的に推進していくことになりました。
人・農地プランの実質化とは
次の1から3までの地域の話し合いのプロセスを一つ一つステップを踏んで作成された人・農地プランを『実質化された人・農地プラン』とします。
1.アンケートの実施
対象地区の相当部分について、おおむね5年から10年後の農地利用に関するアンケート調査を実施します。
2.現況調査
対象地区において、アンケート調査や話し合いを通じて、農業者の年齢階層別の就農や後継者の確保の状況を地図により把握します。
3.今後地域の中心となる経営体(中心経営体)への農地の集約化に関する将来方針の作成
対象地区について、5年から10年後に農地利用を担う中心経営体に関する方針を決めます。