研究の事業協力に関する協定について
将来、深刻な課題となる予想される地球温暖化。その気候変動が市田柿に及ぼす影響は少なくないと考えられます。このような気候変動への適応策に関する研究を、環境分野で実績のある法政大学が中心となり、市田柿発祥の里である高森町を拠点として進めることとなりました。
研究の背景
これまで、法政大学では、環境省や文部科学省における気候変動適応プログラムの研究に携わってきています。
今回の気候変動と市田柿への影響と適応策に関する研究は、上記の文部科学省の研究の一環として実施されるものです。住民や生産者団体(JA、園協等)、行政(町、県農業試験場)の産学官連携により調査、研究する地域として、事前調査等を踏まえた結果、高森町が対象となりました。
研究の目的・期待される成果
「将来に向けた市田柿についての適応策のアクションプラン案」の作成と、高森町におけるアクションプラン実行への具現化及びその立ち上げ。これにより、将来全国の干柿が気候変動の影響を受け生産が困難になる想定の中で、安定的な市田柿生産の一助となることが期待できます。また、先行的な対策と管理システムを計画している点で競争力やブランド力を高めることが期待できます。
研究の実施計画
1.適応策のアクションプラン検討のためのワークショップの開催
2.適応策アクションプランの作成とシンポジウムの開催
3.適応策の地域向け啓発のための映像ツールの作成
4.適応策のアクションのためのツール開発と試行
協定締結の発表会

平成29年5月12日協定締結発表会

高森町と法政大学の事業協力に関する協定書