高森町の図書館活用教育がスタートしました!
高森町は町立図書館が昭和60年に開館したあと、全国に先駆けて移動図書館の仕組みをいち早く導入するなど、図書館の利活用に力を注いてきました。
また、学校図書館も、これからの子どもたちの「生きる力」を育むために、下記の3つの機能を充実していくことが求められています。
高森町教育委員会では、昨年度より勉強会や視察等を重ね、子どもたちの生きる力を育むため、そして大人まで含めた町民の主体的な学びを促進するため、図書館の関係機関や関係者が一体となって連携し、今年度令和2年度を「図書館活用教育のスタート元年」して位置づけ、各プロジェクトをスタートさせました。
高森町子ども読書支援センター
高森町の子どもたちの読書を、継続的・包括的に支援するため令和2年4月から稼働しました。下記にあります「まめおの会」を中心に活動中で、高森町立図書館と学校図書館を両輪に、学校・保育園・子育て支援センター「あったかてらす」などへの支援を通じ、子どもたちの図書館活用能力を高め、高森町が目指す子どもの姿へ近づくお手伝いをします。
学校図書館での図鑑を活用した授業の様子
まめおの会
高森町立図書館の職員4人(うち司書3人)、高森南小学校・高森北小学校・高森中学校に配置されている学校司書、教育委員会事務局長、こども未来係長([兼]高森町子ども読書支援センター係長)、スポーツ・文化係長で構成される、センターの実働組織です。
文部科学省「学校図書館の振興に向けた調査研究」を受託しました
子ども読書支援センターの発足、学校授業と学校図書館の連携による情報リテラシー教育の実践、教材開発の作成などについて、令和2年度の文部科学省による「学校図書館の振興に向けた調査研究」を受託しています。「高森町子ども読書支援センター」の活動を中心に、高森町の子どもたちへの読書支援の仕組み構築からその具体的な実践を通じ、この活動の成果と課題を検証し、1年の活動後に報告書を作成・発表します。
たかもり読書クラブ「ほんとも」
「まめおの会」による、子どもと図書館・情報・学びをつなぐためのイベント。年4回実施予定です。
昨年度は、「ぼくのとしょかん わたしのとしょかん」「資料館でみっけ!『へんなもの図鑑』」などのイベントを企画・実施し、子どもたちに本と触れ合う機会の創出や探求学習のきっかけづくりを仕掛けています。
「ほんとも通信」の発行
上記の取り組みを含め、子ども読書支援センターの活動を保護者の皆さんや学校の教職員向けに「ほんとも通信」として発信しています。
公立図書館・学校図書館の基礎情報
1)高森町立図書館
- 1985年(昭和60年)開館、1987年(昭和62年)移動図書館車「きんもくせい」巡回開始。
- 「南信州図書館ネットワーク」加盟
- 蔵書数86,643、データベース2件、職員数4名(うち司書3名)※R2.3.31現在
2)学校図書館の情報(児童生徒数はR1.5.1現在、蔵書数はR2.3.31現在)
|
児童生徒数 |
学級数 |
図書館蔵書数 |
高森南小学校 |
663 |
26 |
12,213 |
高森北小学校 |
127 |
8 |
8,223 |
高森中学校 |
474 |
16 |
12,221 |