平成30年度高森町夢の教室を開催
JFAこころのプロジェクト「夢の教室」を開催しました。この取組は、小学校5年生を対象に、様々な分野で活躍しているアスリートから話を聞くことにより、夢を持つことや夢に向かって努力することの大切さを学ぶ取組で、今年度で9年目となります。
夢先生の紹介
松本 弥生(まつもと やよい)先生
静岡県出身。5歳で水泳を始め、中学時代はバスケットボール部に所属しながら水泳にも取り組みました。高校2年時には全国高校総合体育大会の100m自由形で優勝。日本体育大学進学後の2009年、世界水泳選手権の日本代表に選出されました。2010年の日本選手権水泳競技大会では、50m自由形で初優勝。また同年、アジア競技大会の50m自由形で、自身初となる国際大会でのメダルを獲得しました。翌年、世界水泳選手権のリレーメンバーに選出されると、2012年のロンドンオリンピックに出場。400m自由形リレーで日本44年ぶりとなる決勝進出を果たしました。2016年にはリオデジャネイロオリンピックの400m自由形リレーで8位入賞に貢献しました。
高森北小学校 5年
- 開催日:2018年7月3日(火曜日)
高森南小学校 5年1組、5年4組
- 開催日:2018年7月4日(水曜日)
上村 美揮(うえむら みき)先生
和歌山県出身。小学生時に体操競技を始め、名門・朝日生命体操クラブに加入しました。中学3年時に日本代表に選出されると、以降、10年にわたって国内外の大会で活躍。高校時代には、インターハイの女子団体総合で3連覇を成し遂げました。2005年には、全日本体操競技選手権大会の個人総合で初優勝。翌年には連覇を達成しました。2008年にはチームのキャプテンとして北京オリンピックに出場。女子団体総合で5位入賞を果たしました。2009年にも体操JAPAN CUP、世界体操競技選手権でチームキャプテンを務め、JAPAN CUPでは女子団体総合にJOC指導者海外研修にてアメリカにコーチ留学。帰国後は、日本体操協会ロンドンオリンピック強化部員、NHK女子体操競技解説者を務め、2017年に東京オリンピックジュニア強化部員に就任しました。
高森南小学校 5年2組、5年3組
- 開催日:2018年8月5日(木曜日)
全体の流れの紹介
クラスみんなで、体を動かして目標達成を目指します。
どうすれば目標を達成できるか、みんなで試行錯誤しながら挑戦し、仲間と協力することの大切さを学びました。
体育館で体を動かした後は、教室で夢先生に講義をしていただきました。夢先生の経験等から、夢をもつことの大切さを教えてもらいました。
子どもたちは、自分の夢やそのために今努力していることなどを発表し合いました。
最後に夢先生と一緒にクラスみんなで集合写真を撮りました。今年度もとても素晴らしい授業となりました。
夢の教室開催の趣旨
高森町では、平成22年度から財団法人日本サッカー協会と相互協力協定を締結し、子ども達の夢を育む事業として、JFAこころのプロジェクト『夢の教室』を導入しました。
事業説明及び、経過説明
高森町においても、他の市町村同様・不登校等の様々な問題をかかえる中で、子ども達のこころの教育は重要なものとし、町が第5次振興総合計画の中での掲げる34の施策の中でも、「児童生徒の教育と健全育成の推進」については重点施策と位置づけて取組んできました。そのようなおりに、日本サッカー協会より、こころのプロジェクト「夢の教室」のご紹介をいただき、平成21年の12月15日、事業導入の検証のために、高森北小学校5年生を対象に実際に「夢の教室」を行いました。
そして、この事業が子ども達の心の育ちに対し、次の様な点で優れていると判断し22年度から導入し、継続的に実践していくことを決定し、相互協定の締結を行うこととなりました。
- この事業は、数多くアスリートを派遣する事業はある中でも、アスリートが自ら経験している競技を児童にコーチする様な、特定の児童等に特科したものでないこと。
- 90分の授業過程の構成が、夢先生となるアスリートと子ども達が直接ふれあいコミュニケーションを図ることが目的の前半と、アスリートの方が自分の夢の実現に向けての自らの経験を子ども達伝える後半との2部構成で作られており、前後半の繋がりや授業を受ける児童のへの配慮が、充分に計画されていること。
- 『夢の教室』を実践するについては、JFA日本サッカー協会様が学校の学級担任と事前に打合せをし、対象のクラスの児童の名前や、様々な個々への対応要件を調べてから授業に望むなど、町や学校の事情に考慮して行っていただけること。
今後高森町では、高森町の子ども達が自分自身の“夢”を育み成長していけるよう、小学校5年生を対象に継続的に実施していきます。
相互協力協定を締結
平成22年10月18日、高森町と財団法人日本サッカー協会は、JFAこころのプロジェクト『夢の教室』を継続的に実施していくよう相互協力協定の締結式を行い、協定書を取り交わしました。
以下は、相互協力協定の協定書になります。
協定の締結式には、日本サッカー協会特任理事の手嶋 秀人様と高森町に「夢先生」としてご来町いただいた、水沼 貴史さんと式田 高義さんも出席してくださり、和やかな雰囲気の中で協定を結ぶことができました。
ご協力ありがとうございました。

JFAこころのプロジェクトについて詳細はこちら
http://www.jfa.jp/social_action_programme/yumesen/