更新日:2019年07月01日

千早原遺跡の発掘調査「子育て中の女性活躍」

10、成果の説明会を行います NEW

約7ヶ月間にわたって行ってきた発掘調査のことを地域の皆さんに知っていただくため、成果の説明会を行います。

地元の方々が参加しやすくするために、出原区の会議が行われる前の時間に行います。

 

 

日時  7月6日(土曜日) 午後7時~午後7時30分

場所  出原区民会館

内容  発掘調査からわかる地区のこと

 

詳細はこちらをご覧ください。

「掘ってわかった地区のこと」を行います

9、現場での調査が終わりました

平成31年2月末、現場での発掘調査を終えました。

真冬の作業だったことから、雪が降って作業できない日や強風に震えることもありましたが、地道に調査を続けました。

 

(雪が積もって作業できず・・・・)

 

発掘したものとして、縄文時代の住居跡が4軒、生活の跡である穴(土坑)、川の跡等が見つかりました。

 

(作業中。この穴が・・・・)

 

(掘り終わるとこうなりました。生活の跡(倉庫)です。)

 

(住居跡:手前・右奥。川:中央左右に通る溝。)

 

縄文時代(約4,600年前)を中心とした土器や石器、黒曜石が多数見つかりました。

旧石器時代(約20,000年前)の黒曜石(ナイフ)も発見しています。

 

(土器を発見)

 

(いも?笛?)

 

(黒曜石のナイフ)

 

発掘調査からわかることとして、この地域は地形の変化や災害が少なく食べ物も豊かだったことから、旧石器時代(約20,000年前)~縄文時代(約4,600年前)を中心に長い間、人々が暮らしていたと考えられます。

 

(葉っぱの跡がついた土器。)

 

木を切るための石の斧や木を削るための石のノミ等が見つかっているため、木を加工して道具を作っていたと思われます。

 

(投げやりの刃:左。木を切るための石斧:右。)

 

学習・人材育成の取り組みとして、子どもたちが発掘調査を通じて地域を好きになることや、作業員のやりがいを高めるために、子ども発掘調査体験を行いました。子育て中の女性作業員を中心に企画しました。

 

(子ども発掘調査体験)

 

これから、現場での調査を基に、地域のなりたちや人々の生活を調べていきます。

 

8、縄文時代の家の跡を発見?

平成30年11月から再開している発掘調査ですが、平成31年1月現在、現場が盛り上がっています。

縄文時代の家の跡だと思われるものが発見されたためです。周辺からは複雑な模様をした土器や、石器・黒曜石が多数見つかっています。

 

(写真中央左側:円形の黒い土の部分が住居だと思われるところ)

 

これから家の中を発掘していきます。寒さを吹き飛ばして作業をしていきたいと思います。

 

(発見された土器)

 

発掘調査を見学したい方は、文化財保護係までご連絡ください。

 

7、発掘調査を再開しました

平成30年4~6月まで行ってきた千早原遺跡の発掘調査ですが、農作業が本格的になるため中断していました。りんごの収穫が終わり落ち着いたため、11月下旬から調査を再開しています。

 

(発掘調査の様子)

 

今回の調査は、上半期に試し掘りをした際に遺跡が見つかったところを中心に、詳細な調査をしています。平成31年1月末までの期間を予定しています。

引き続き、子育て中の女性作業員も活躍しています。

 

発掘調査を見学したい方は、文化財保護係までご連絡ください。

 

6、子ども発掘調査体験を行いました

平成30年7月15日(日曜日)に、小学生が参加しての発掘調査体験を行いました。

 

 

体験の様子はこちら

 ↓

土器や石器を探す発掘調査体験を行いました

 

この体験は、千早原遺跡で実施している発掘調査の現場を利用したものです。

日頃、発掘作業をしている作業員が講師になりました。また、企画を中心になって行ったのは、発掘作業をしている子育て中の女性作業員です。

 

(子育て中の女性作業員と子ども。体験で土器発見!)

 

体験の目的は、子どもたちが町の歴史や文化財に関心を持つことの他にも、作業員のやりがいや意欲を高め、働きやすい職場をつくることにも重点を置いています。子育て中の女性作業員の子どもが、母親の仕事を体験しました。

5、成果の説明会をします

1)説明会について

調査が一区切りとなりましたので、地区や関係者の方を対象にした、発掘調査成果の説明会を行います。調査にご協力いただいた方々に、少しでも早く結果をお知らせしたいと考え、企画しました。

 

2)日時

1)日時  平成30年7月20日(金曜日)午後7時から午後7時30分

2)場所  出原区民会館

3)対象  出原区・吉田区・山吹区にお住まいの方、発掘調査場所周辺の土地所有者・関係者

※一般の方向けの説明会は、すべての調査が終わった後に改めて行う予定になります。ご了承ください。

 

くわしくはこちらをご覧ください

 ↓

「千早原遺跡 発掘調査成果の説明会を行います」

4、子どもたちが発掘調査を体験します

発掘調査の作業員が講師となり、高森町内の子どもたちに調査体験の指導をします。子育て中の女性作業員は、子どもが母親の仕事を体験することの講師になります。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 ↓

「土器や石器を探す体験の参加者を募集します」

「子育て中の女性が埋蔵文化財の作業をしています」

3、調査の成果(途中経過)

縄文時代に人が住んでいた住居のあとや、生活していたあとが複数見つかりました。また、土器や石器も発見されました。

 

1)住居のあと

縄文時代の人が住んでいた家のあとです。手前側の穴が縄文時代の地面、奥の深い穴が家のあとです。家は円形をしていると思われますが、調査用の穴からは、一部分が見つかっています。引き続き調査をしていきます。

(地層がきれいに見える場所です)

 

2)貯蔵穴

食べ物を保管していたと思われる場所です。

(2つ並んでいます)

貯蔵穴の中です。色が濃くなっているところは、近年に耕作された跡です。穴の右奥に土器が見えています。)

 

3)並んだ穴のあと

小さな穴が奥に向かって並んでいるように見えます。使われ方は不明です。引き続き調査していきます。

(柱のあとのような穴が、いくつも見つかりました)

 

4)矢尻・石器・土器

動物を狩りするために使った矢の先に付けた矢尻や、土を掘るための道具の先に付けた石器、食べ物を煮るための容器(土器)のカケラ等が見つかりました。

(発掘された土器の一部)

(発掘された石器の一部)

 

千早原遺跡の周辺は果樹園が広がっています。農作業が本格化するため、発掘調査は中断します。農作業が落ち着く晩秋から再開します。

2、発掘調査を行っています

南アルプスの残雪と、木々の青葉が美しい千早原地区で、4月中旬より発掘調査が始まりました。

約30人の作業員が班体制を作って、調査を行っています。その中には、5名の子育て中の女性もいます。屋外での作業に慣れていない方もいるので、暑い日には休憩を多めに入れたり、早めに勤務を終了したりしています。また、アグリ交流センターのトイレを使えるようにして、働きやすい環境を作るようにしています。

 

作業の様子をお知らせします。

(南アルプスと梨の花)

作業の手順

1)重機で表面の土を取り除きます

千早原遺跡の場合、縄文時代の地面は、今よりも20cm~1m程低いところにあります。ショベルカーを使って、縄文時代に地面だったところの少し上まで、土を取り除きます。

この調査用の穴をトレンチといい、幅は約2m・長さは地形に合わせて様々な大きさに掘ります。

(遺跡を壊さないように、縄文時代に地面だったところの少し上までの土を取り除きます。)

2)ジョレンを使って、土を取り除きます

ショベルカーでおおまかに土を掘った後、作業員がジョレンという道具を使って、縄文時代の地面が見えるまで土を削っていきます。土器や石器等が発見されることがあるため、丁寧に作業をしていきます。

(子育て中の女性が活躍しています)

3)地面に開いている穴のあとや住居跡を、丁寧に掘っていきます

縄文時代の地面がはっきりした後、人の生活によってできた穴のあと(土坑)や住居跡等の凹凸を、丁寧に掘ります。手かき(草かき)や曲がり(掘りやすいように加工した移植ゴテ)といった道具を使います。土器や石器等が特に発見されやすいので、慎重に作業をしていきます。

(曲がりを使って、穴のあとを掘っているところ)

(穴のあとを掘り終えたところ。穴の周囲が縄文時代の地面の高さです。)

 

1、発掘調査の概要

1)発掘調査の概要

高森町出原地区のアグリ交流センター周辺で、大昔の人が生活した跡を調査しています。

県営中山間総合整備事業による道路の拡幅が計画されていますが、道路工事により埋蔵文化財(大昔の人が生活していた住居の跡や生活の道具)に影響することが考えられます。そのため、工事の前に発掘調査を行っています。

期間は4月中旬から7月末の予定です。通常時は、道路を通行することができます。

安全には十分注意しますが、皆様のご協力をお願い致します。

(青線-発掘調査の場所)

2)遺跡について

発掘調査をすることで、高森町やその地区のなりたち、大昔の人が生活していた様子や文化を知ることができます。

この地域には、縄文時代(紀元前200年~2,300年頃)の集落があったことがわかっています。過去の発掘調査では、住居の跡や生活の道具が見つかっています。

 

3)子育てをする女性の活躍

今回の発掘作業は大規模になるため、作業員を募集しました。

子育て等の都合に合わせて勤務時間を決められることや、学校行事や急な子どもの病気等の際には休むことができる環境に配慮しました。

5名の子育て中の母親が作業をしています。引き続き、働きやすい環境を整備していきます。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化財保護係

電話:0265-35-9416 / ファックス:0265-35-2973

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