更新日:2019年09月11日

子育て中の女性活躍「埋蔵文化財」

23、発掘調査の説明会に参加しました NEW

令和元年7月6日(土曜日)に行われた、千早原遺跡の発掘調査説明会に、作業員も参加しました。

調査の成果がどのようにまとまり、地域の皆さんに伝わるのか知るためです。

 

(発掘調査に関心を持つ人の多さにびっくり)

 

説明会には大勢の人が訪れ、遠方から来た方もいることに、驚いていました。発掘した土器や石器を熱心に観察する参加者の姿を見て、発掘調査にやりがいを感じたとのことでした。

 

教育委員会ではこれからも、発掘調査にやりがいを感じられる職場づくりをしていきます。

 

22、出産を控えた女性が在宅勤務できるようにしました

平成31年2月、出産を控えた作業員が体調に合わせて働けるように、在宅で勤務ができるようにしました。

仕事は、筆ペンで木の札に「下市田学校」と記すこと。受け取る子どもたちを思い浮かべながら、1枚1枚想いを込めて書き込んでいきます。

 

(手書きであるため味があります)

 

札は明治時代に建てられた学校である、下市田学校にゆかりがあります。敷地に生えていた桐が老木になったために伐採された後、長野県飯田技術専門校の協力で作られました。

 

(初めてのプレゼントは、ことの演奏をしてくれた高校生)

 

長い間、下市田学校に通う子どもたちの姿を見届けてきた木に、子育て中の女性が想いを込めて木札が完成しました。

子どもたちが下市田学校を訪れた記念として贈ります。

 

21、作業室の窓を飾りました

平成30年12月、普段作業をしている考古作業室の窓を飾り付けました。

窓の飾りは整理作業員が考えたものです。イラストを描いたり、画用紙を切って飾りにして貼り付けたりしました。復元中の土器を展示するスペースも作りました。

作業をしている様子を子どもたちが見られるように、踏み台を設置。

 

(子どもたちが楽しめるアイデアがいっぱい)

 

こうしたアイデアは、子どもたちが楽しみながら学べるように工夫したものです。母親ならではの視点です。

 

(台を置いて子どもたちが部屋の中を見られるようにしました)

 

今回の飾り付けは、人材育成の一環です。

教育委員会では彼女たちに、スペースを提供しました。飾り付けをするのかどうか、どのように飾り付けるのかを含めて、整理作業員が考えて実施しました。

来館者や子どもたちに、どうすれば自分たちの仕事を知ってもらえるのか考えることで、意欲ややりがいが高まることを目指しています。

 

(普段作業をしている土器の復元を紹介するスペース)

 

時の駅来館者の皆さんに、整理復元作業を身近に感じていただけたらと思います。

 

20、松岡城秋の陣で使う道具を作りました

平成30年10月21日(日曜日)に行われた、松岡城秋の陣で使われたアイテムは、時の駅で働く整理作業員が製作したものです。

 

松岡城秋の陣の様子

 

秋の陣は、高森町史跡の松岡城跡を会場にして、城を守る側と攻める側に分かれて、合戦の体験をしました。

攻める側は城から投げられる投石や弓矢に見立てた新聞紙の玉に当たるか、腕に固定したボールを発泡スチロールの刀で落とされると「待機」になり、行動できなくなるルールです。

 

(使用しているところ:子どもの左腕に付いているボール)

 

腕に付けるカラーボールには、子どもたちが楽しめるように工夫されています。

腕にマジックテープのバンドを巻いて、マジックテープが貼り付けられているカラーボールを付けます。

固定力が弱いと走っている最中に落ちてしまいます。強過ぎるとなかなかボールが落ちず合戦がスムーズにできません。どの程度の力で固定するのか良いのか、作業員が実際に体験したり走ったりして、何度も試しました。

マジックテープのバンドも、秋になると子どもたちは上着を着てくるからということで、少し長めにしました。

 

(子どもたちは楽しんでくれるかな)

 

こうした下準備があり、秋の陣は盛り上がりました。

子どもたちが文化財を体験しながら楽しく学ぶ取り組みは、子どもたちのことを一番近くで見て知っている、子育て中の女性作業員のアイデアが活かされています。

19、トンボ玉づくり体験をしました

平成30年10月12日(金曜日)に、研修として、トンボ玉づくりの体験をしました。

 

「体験の経緯」

人材育成の一環として、作業員が自分たちで研修の内容を決めました。

作業員と女性学芸員が話し合い、トンボ玉を作ることになりました。トンボ玉は町内の発掘調査から見つかって、時の駅に展示されています。自分たちで作ることで、整理復元作業を身近に感じることができると考えました。

 

(どんな風につくるのかな)

 

飯田市上郷考古博物館のご好意で、体験の対応をしていただきました。

自分たちで考えた体験だったこともあり、体験は盛り上がりました。玉の色を決めたり、模様を考えたりして、思い思いの作品が完成しました。

 

(楽しくて熱中しています)

 

トンボ玉は女の子が喜びそうだとの、お母さんらしい感想がありました。

今度は、自分たちが講師になり、親子向けに体験をしたいと張り切っています。

 

(かわいらしくできました)

 

18、時の駅で働く作業員が新たに加わりました

平成30年10月から、時の駅で土器の整理・復元作業をする作業員が新たに加わりました。千早原遺跡で発掘調査をしていた、子育て中の女性作業員です。

 

(研修に参加)

 

現在働いている作業員が3月に出産することになり、仕事を離れるためです。さっそく先輩作業員から土器の整理作業の知識や技術・想いを学んでいます。

整理・復元作業の他にも、子育ての経験や女性の感性を活かして、子どもが文化財を体験しながら楽しく学ぶ取り組みに関わっていただく予定です。

 

17、時の駅に展示されている大がめを修理しました

平成30年9月下旬、時の駅旧館2階の考古部門に展示されている大がめの接着が弱くなり、底の部分が外れました。このかめは下市田地区の若宮2号古墳から発見されたもので、高さが72cm、直径が71cmあります。

 

 

普段行っている、土器のカケラを貼り合わせていく復元作業の技術を生かして、修復していきました。低い場所での作業でしたが、底を展示できる形に戻すことができました。

 

16、牛乳パックかぶとを作りました

平成30年8月25日(土曜日)にブンカザイルキッズの活動として、「武田信玄狼煙リレー」に参加しました。このイベントは、戦国武将である武田信玄が行っていた「のろし」を、現代に再現する取り組みです。

 

(可愛らしい戦国武将です)

 

子どもたちはカブトをかぶって戦国武将になり、たいまつを使ってのろしに点火しました。この時にかぶっていたカブトは、時の駅で働く整理作業員が作ったものです。精巧にできていますが、実は牛乳パックです。

 

整理作業員は、女の子や学年の小さな子でもカブトをかぶってもらえるようにと、様々な工夫をしました。例えば、女の子はキラキラした飾りやハート、赤色やピンク色が好きとのこと。

 

(松岡城秋の陣ではカブトの争奪戦になるほど人気に!)

 

猫形やハートの前立(飾り)にしたり、地域の特産品である水引で縁取りをしたりしました。三日月の先に星が揺れているものも。華やかで可愛らしいカブトがたくさんできました。

 

普段子どもたちの近くにいてよく知っているから、こうしたアイデアが生まれるのだと感じます。また、土器の復元で細かな作業をしていることが、工作にも活きたのでしょうか。

 

(実は牛乳パック)

 

のろしリレーでは、子どもたちは喜んでカブトをかぶってくれました。交換しながらすべてのカブトをかぶっている子どももいます。カブトのお陰もあり、のろしリレーは盛り上がりました。

 

(戦国時代にタイムスリップ)

 

いつものように、整理作業員が製作した小物やアイデアがどのように使われたのか、使ってみてどうだったのか、知らせます。

今回は子どもたちがカブトをかぶっている写真を見てもらい、子どもたちの感想や様子を伝えました。また、新聞に掲載された記事も見てもらいました。

 

このように、調査員のアイデアがどのように活かされたのか還元することで、意欲を高めていきたいと考えています。

 

15、時の駅調査員が発掘調査現場での体験をしました

平成30年7月24日(火曜日)に、時の駅で働いている整理作業員とその子どもが、発掘調査を体験しました。

 

(発掘調査を体験中)

 

調査員は日頃、発掘調査から発見された、土器や石器等の整理・復元作業をしています。発掘調査を体験することで、仕事を身近に感じるねらいがあります。また、母親の仕事を子どもが体験して知ることによって、作業員のやりがいを高めます。

 

体験の場所は千早原遺跡(縄文時代)で、子ども発掘調査体験を実施したところです。

作業員は子どもたちと一緒に、丁寧に土を削っていきます。

 

(発掘調査って楽しいな)

 

30分ほどの間に、いくつもの土器・石器を発見することができました。

子どもたちはお母さんと一緒に、お母さんの仕事が体験できてうれかったようです。また、高森町に大昔住んでいた人たちを調べる仕事をしているお母さんは、すごいと感じたようでした。

調査員も、子どもたちが仕事を理解してくれることで、仕事にやりがいを感じたようです。

 

(土器を発見!)

 

作業員が時の駅で働き始めてから、家族で毎年、夏休み親子体験教室に参加してくれています。また、夏休みの自由研究のテーマは「土器」だったとのこと。母親の仕事を通じて、子どもや家族が文化財に関心を深めてくれているとしたらうれしいです。

 


(お母さんってすごい仕事をしているんだね)

 

教育委員会事務局ではこれからも、作業員がやりがいと意欲を持って仕事ができる環境を作っていきます。

 

14、こども発掘調査体験を行いました

平成30年7月15日(日曜日)に、子ども発掘調査体験の当日を迎えました。

今回のイベントは、作業員として働いている子育て中の女性が中心になって、企画をしました。講師をするのは、日頃、発掘調査をしている作業員です。作業員のやりがいや意欲を高めることに重点を置いています。

 

(体験中:土器や石器が見つかるかな?)

 

体験の様子

 ↓

「土器や石器を探す発掘調査体験をしました」

 

高森町内の小学生やわかもの☆特命係(短大生)が参加しました。また、子育て中の女性作業員の子どもたちが、母親の仕事を体験しました。

 

女性作業員は、どうしたら子どもたちが安全に体験できるのか、楽しく学んでもらえるのかを考えて企画してきました。縄文時代の生活体験では、実際に自分たちで試作をして、時間配分や安全を確認しました。

発掘作業をする場所も、ロープを張ったり道路側溝が危なくないように草を刈ったり、安全に最大限の配慮をしました。

 

(縄文ホットケーキの試作をしているところ)

 

「体験当日」

発掘体験では作業員が、道具の使い方を子どもたちに教えました。作業のはじめに説明した時には、熱心すぎて長い!子どもたちに教えることがやりがいになったのだと感じます。

 

(道具の説明に力が入ります)

 

女性作業員は、子どもに自分の仕事を伝えたり、道具の扱い方を教えたりして、一緒に土器や石器を探していました。子どもたちはお母さんと一緒に、お母さんの仕事が体験できてうれしそうです。また、母親は普段、昔のことを調べるすごい仕事をしていると感じたようです。親子の絆が深まっていくことを感じました。

 

(土器を見つけた子どもと一緒に喜ぶ調査員)

 

土器や石器、黒曜石を発見した時には、母親と子どもが一緒に大喜び!子どもたちは、お母さんと一緒に体験することで、歴史や文化財を身近に感じる機会になったようです。

 

縄文時代の生活体験は、女性作業員の発案です。

どんぐりの粉を使ったホットケーキでは、試作した際に子どもにも食べられそうな苦さにして材料を準備したのですが、実際に食べてくれるかどうか心配でした。

 

(土器を発見!子育て中の女性調査員と子ども)

 

子どもたちは、わかもの☆特命係(短大生)と一緒に、楽しそうにホットケーキを作り、ぺろりと食べてしまいました。材料があるだけ何度も作り、すべて完食!机の周りに子どもたちが集まる人気企画となりました。

 

(調査員と子ども、若者の交流になりました)

 

石器を使って割ったクルミをホットケーキに入れたことも好評でした。自分で作業した材料が使われることがうれしかったようです。

 

(クルミを割る子育て中の女性調査員と家族)

 

他にも、縄文アクセサリー作りや、石器や黒曜石を使った包丁体験等、子育て中の女性ならではの企画も行いました。

 

(縄文時代の包丁体験。子育て中の女性作業員と子ども。)

 

(縄文アクセサリー作り。子育て中の女性作業員と子ども。)

 

事前に試作や丁寧な準備をしてきたことから、子どもたちは安全に楽しく体験をすることができました。

 

体験の後には、企画をした女性作業員とわかもの☆特命係が交流会をしました。

特命係からは、女性作業員の子どもたちが、母親の仕事を体験しながら楽しめる企画をしたことはすごい、との感想がありました。女性作業員からも、わかものが企画に参加して、子どもたちと一緒に体験してくれてうれしい、との声がありました。

 

(子育て中の女性作業員と若者の交流)

 

今回の企画を通じて、作業員のやりがいと意欲を高めることができました。また、子どもたちが体験をすることで、楽しく身近な歴史や文化財に興味を持つことに繋がったと感じます。

 

13、子ども発掘調査体験の事前準備(現場)をしました

平成30年7月11日(水曜日)に、子ども発掘調査体験の事前準備をしました。場所は発掘調査を体験する現場です。千早原遺跡の発掘調査をしている作業員が準備をしました。

 

(準備をしているところ)

 

体験の参加者を募集したところ、人数が多くなったことから、体験用のトレンチ(発掘調査用の穴)を増やしました。本来の発掘調査をする際には重機で土を取り除いてしまう部分を使って、子どもたちが体験します。

体験の当日は、作業員が道具の使い方を子どもたちに教える講師になります。準備をしながら、意気込んでいました。

 

(子どもたちが喜ぶ姿を思い浮かべながら作業します)

 

体験をする場所の周りには、土手があります。子どもたちが落ちないように、ロープを張りました。また、土手の下にはU字溝があって草に隠れているので、草刈りをして見えるようにしました。安全には十分配慮します。

 

(U字溝が見えるように、草を刈って集めます)

 

泥団子づくり用の土や、地層がどのようにできたのか実演をするための道具等を準備しました。

 

現場の準備が終わった後、アグリ交流センターに移動します。

 

(現場での準備終了)

 

縄文時代の生活体験をする際に、安全に注意するポイントを確認しました。7月4日(水曜日)の事前準備の際に、子育て中の女性作業員が実際に行ってみて感じたことを伝えました。

 

(くるみを割る際に、石の間に指を挟まないように注意します)

 

縄文時代のアクセサリー作りでは当初、ボールペン等の先を使って画用紙に穴を開ける予定でした。今回試してみて、キリを使う方が安全だということになり、準備することにしました。

 

(人に教えることで、意欲が高まります)

 

ところが、体験の当日に作業員の1人が、子どもが安全に穴を開けられる道具を作ってきてくれました。先が鋭利過ぎない針と発泡スチロールの台座です。糸で結んで、針が無くならない工夫もしてあります。

作業員は、子どもたちの講師になることでやりがいを感じて、準備をしてくれたのだと感じます。

 

(手作りの穴あけ用道具)

 

準備が終わった昼食の時間には、発掘調査がひと段落したことで、弁当をとってのささやかな慰労会をしました。コミュニケーションをとることで、働きやすい職場にしていきたいと考えています。

7月15日の体験当日を楽しみにしながら、準備を終了しました。

 

(これまでの作業の話に花が咲きました)

 

12、子ども発掘調査体験の事前準備(試作)をしました

平成30年7月4日(水曜日)に、子ども発掘調査体験の事前準備をしました。場所はアグリ交流センターです。

埋蔵文化財の発掘調査をしている子育て中の女性作業員が、体験の企画をしています。女性調査員のアイデアで、発掘調査体験の他にも、次の企画を考えました。

 

(ホットケーキの試作中。とても楽しそう。)

 

1)どんぐり粉のホットケーキ作り

2)石器や黒曜石の包丁を試し切り

3)縄文時代のアクセサリー作り

 

女性作業員から、体験に危険がないか、どれくらいの時間がかかるか等、実際に自分たちで試してみたいとの提案がありました。

 

「どんぐり粉のホットケーキ」では、どんぐりがどれぐらいの配分であれば子どもたちにも無理がない苦さになるのか、何種類か作ってみました。結果、体験の当日は、どんぐりの粉を5割と10割使ったものを作ることにしました。

 

(子どもにも食べられる苦さかな?)

 

ホットケーキには、石器で割ったくるみを入れます。子どもたちが割る際に危険がないか確認しました。石の間に指を挟みそうだったため、体験の当日は作業員がやり方を説明して、安全も確認することにしました。

 

(くるみ割りにはコツがいります)

 

「石器や黒曜石の包丁で試し切り」では、小さなりんごの実を切ってみました。りんごは堅くて切りづらかったため、もう少し柔らかいものを準備することにしました。

 

「縄文時代のアクセサリー」では、実際に工作をしてみました。画用紙で作った「まが玉」に千枚通しを使って穴を開けるのは、子どもには危ないのではないかとのことで、ボールペンやシャープペンシルの先を使うことにしました。

 

(子どもに戻った気分で工作に熱中します)

 

事前準備では、子育て中の女性作業員による子育ての経験や、女性の感性が随所に感じられました。また、女性たちはとても楽しそうに試作をしていました。7月11日(水曜日)には、発掘調査をする現場の準備を行います。

 

11、雑誌の取材を受けました

平成30年6月27日に、好奇心を応援する長野県のもっと輝きたい女性のためのタウン情報誌である、「長野Komachi」の取材を受けました。

 

(左側が女性調査員です)

 

内容は子育て中の女性が働きやすい環境です。千早原遺跡で行っている発掘調査のことについて、子育て中の女性作業員が話をしました。

 

10、母親の仕事(発掘調査)を子どもが体験します

1)発掘調査について

平成30年5月現在、4,600年前(縄文時代)に人々が生活した跡である、千早原遺跡の発掘調査をしています。作業は30名程の調査員が行っていますが、子育て中の女性が5名います。子育てに配慮した勤務体制とすることで、子育てを優先しながら、仕事との両立ができる勤務時間で働いています。

 

1)体験について

母親の仕事を子どもと一緒に体験することを計画しています。企画は女性作業員が行います。また、町内の子どもたちが、文化財を体験しながら楽しく学べる機会にします。

 

2)体験の目的

教育委員会事務局では、女性の感性や子育ての経験を活かして、活躍できる職場を目指しています。また、研修や学び、企画をすることでやりがいや意欲を高め、人材を育てていきます。今回の体験では、次のことを目指しています。

 

(1)作業員が講師になって、子どもたちに体験の指導をすることで、やりがいや意欲を高めます。

「子育て中の女性作業員」-子どもと一緒に体験することを、自分たちで企画します。

(2)子どもたちが埋蔵文化財を通じて、地域に関心や愛着を持ちます。

(3)学びの取り組みを、若者へと広げていきます。

 

3)企画会議を行いました

平成30年5月24日(木曜日)に、アグリ交流センターにて、企画会議を行いました。子育て中の女性作業員と女性学芸員が、体験の内容を話し合いました。

 

(企画会議の様子)

 

会議は盛り上がり、いろいろな意見が出ました。その内の一部です。

・博物館では、土器や石器がケースの中に入っている。今回の発掘調査で見つかったものを、子どもにさわらせたい。

・年齢が小さくて発掘調査体験ができない子どもたちは、地層ごとに色が違う土を使って、泥団子づくりをしたい。

・石器を使って、実際に物を切ってみたい。

・縄文時代に暮らしていた地面が、なぜ今は土の中にあるのか、子どもたちに教えたい。

 

4)企画会議の結果

・7月15日(日曜日)に体験を行います。

・女性作業員の話し合いをもとに体験を実施します。たくさんの意見が出ましたが、自分たちができる範囲で実施します。準備も作業員が行います。

・調理に関係した体験は、事前に試します。

・バウムクーヘンを見て、「発掘調査の地層!」と言う女性たちは、埋文女子です。

 

5)千早原遺跡の発掘調査の様子

こちらをご覧ください。

 ↓

「土器や石器を探す体験の参加者を募集します」

「千早原遺跡の発掘調査をしています」

 

9、発掘調査 速報展の飾りつけに挑戦しました

1、展示について

時の駅では平成30年6月現在、中島遺跡(山吹上地区)で行われた発掘調査の速報展を開催しています。発掘されたものは、戦国時代頃の陶器です。

飾りつけは、整理作業員が初めて行ったものです。子育てをしている経験を活かして、子どもにもわかりやすい展示になるように工夫をしました。

 

(説明の題字は手書きです。陶器の全体像がわかるように写真を置きました。)

 

展示についての詳細は、こちらをご覧ください

 ↓

「子育ての経験を活かした発掘調査の展示をしています」

 

2、展示への想い

今回の展示は、発掘調査を中心に行った女性学芸員の提案により、開催しました。

学芸員がサポートをすることで、整理作業員が飾りつけに取り組みやすくしました。

学芸員自身も様々な資料を調べ、専門家を訪ねて発見されたものを確認する等、しっかりと調査して展示物を準備しました。

高森町にとっては初めての速報展であり、学芸員・整理作業員にとって大きな挑戦でしたが、やり遂げました。

 

(陶器のカケラを貼り付けて、壺に復元をしているところ)

 

彼女たちが頑張ったことに報いるため、速報展を広報誌やケーブルテレビ、ホームページを使ってPRしました。前向きに、一生懸命取り組んだことを、やりがいや意欲につなげていきたいと考えています。

6月末まで展示していますので、多くの方のご来館をお待ちしています。

 

8、子育て中の女性が埋文女子に加わりました

1、発掘調査について

高森町出原地区のアグリ交流センター周辺では、平成30年4月より、大昔の人が生活した跡を調査しています。時代は縄文時代です。

県営中山間総合整備事業による道路の拡幅が計画されていますが、道路工事により埋蔵文化財(大昔の人が生活していた住居の跡や生活の道具)に影響することが考えられます。そのため、工事の前に発掘調査を行っています。

 

(作業の様子)

 

2)子育てをする女性の活躍

今回の発掘作業は大規模になるため、作業員を募集しました。

子育て等の都合に合わせて勤務時間を決められることや、学校行事や急な子どもの病気等の際には休むことができる環境に配慮しました。

作業員として、30~40歳代の子育て中の女性が5名、勤務しています。午前9時~12時まで、9時~15時まで等、子育てを優先しながら、仕事と両立できる時間の中で働いています。

 

仕事の内容は現場作業です。作業の内容に合わせて休憩を多めに入れたり、特に暑い日には調査員の体調を考慮して、業務を早めに終わらせるようにしたりしています。働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

 

「千早原遺跡の発掘調査をしています」

 

(母親の仕事を子どもが体験する企画会議の様子)

 

教育委員会事務局では、発掘調査員についても、子育ての経験や女性の感性を発揮して、活躍できる環境を整えていきます。

 

7、博物館へ研修に行きました

平成30年3月6日(火曜日)に、飯田市にある飯田市上郷考古博物館に、研修に行きました。土器の復元や整理作業の参考にしたり、勤務のやりがいを高めたりするためです。

 

(熱心に説明を聞いています)

 

一緒に行った女性学芸員や先輩の調査員から、展示物の説明を聞きました。

土器や石器が今ではどのような道具になっているのか展示されていました。今の道具がイメージできると、土器や石器に親しみが持てるとの感想がありました。

 

(特に関心が高かった道具の移り変わりの展示)

 

6、こども文化財マップへのアドバイス

高森南小学校に通う児童の母親たちが、子どもたちが高森町の歴史や文化財を体験しながら楽しく学ぶことによって、地域に関心と愛着を持つために、「ブンカザイルキッズ」の活動を行っています。

平成30年2月現在、子どもたちが楽しみながら文化財を身近に感じることができるように、「高森町こども文化財マップ」を制作しています。

 

このマップにも、作業員の、母親や女性としての意見が反映されています。

 

こちらは地図に必要な情報を書き込んだ原案です。

(原案)

 

作業員からは、次のようなアドバイスがありました。

1、背景の色があった方が可愛らしくなる。

2、文化財の文字を強調して、他の文字は小さくする。子どもに見てほしい情報をはっきりさせたほうが良い。

3、もう少し情報を少なくした方がわかりやすくなる。

 

修正したものがこちらです。

(修正後)

 

可愛らしくてわかりやすくなりました。

 

現在、最終校正をしているところです。マップを手に取った時の、子どもたちのうれしそうな顔が目に浮かびます。

 

文化財保護係では、作業員の子育ての経験や、女性のきめ細やかな感性を活かせる職場づくりを行っています。

また、子どもたちが歴史や文化財といった少し難しくて堅苦しくなりがちな分野でも、楽しく学ぶための取り組みをしています。

 

5、給食センターに昼食を食べに行きました

平成30年2月22日(木曜日)に高森町学校給食センターへ、昼食を食べに行きました。

勤務先である時の駅のすぐ隣に給食センターがあるため、歩いて行くことができます。

作業員は子どもたちと同じ昼食が食べられることで、子どもとの距離がさらに近くなったと感じたようです。また、子どもからリクエストがあったメニューの調理方法も、調理員さんに聞いて作ってみたいと張り切っていました。

 

(小学生に戻った気分!?)

 

仕事を通じて子どもとのつながりが深まる等、意欲をもって働くことができる環境を作っていきたいと考えています。

 

4、子育ての経験や女性の目線を活かした取り組みをしています

1)作業について

平成29年5月から埋蔵文化財の整理・復元作業を始めて、9ヶ月が経過しました。文化財保護係では、文化財を通じた子育て中の女性活躍の取り組みとして、作業員が働きやすい環境を整えています。

子どもが家に帰ってくる時間に合わせて、勤務時間を決めています。また、子どもの病気や具合が悪くなった時や、学校や保育園の行事の際にも、気兼ねなく休めるようにしています。

 

2)取り組み

作業員は、整理・復元の作業だけではなく、子育ての経験を「文化財を通じた子育ての取り組み」に活かしています。子ども向けの企画に対して、楽しみながら学ぶ方法や、母親目線での気配り等について意見を出してもらい、反映しています。

 

松岡城を攻める×守る。甲冑(鎧)の重さのリュックサックを背負って堀を登る体験にも、母親ならではの意見が反映されています)

現在、文化財保護係の女性学芸員と一緒に、埋蔵文化財や歴史の魅力を子どもたちが楽しく体験することで、地域に関心や愛着を持つための企画を考えています。

 

文化財保護係では、作業員の子育ての経験や女性ならではの視点を活かすことで、意欲をもって作業が行えるように取り組んでいます。

 

3、発掘現場へ見学に行きました

整理・復元作業は地味で細かく、時間がかかります。発掘現場の見学は、遺物(昔の道具や生活跡等)が発掘される様子を知ることで、当時の生活や発掘調査を身近に感じることを意識しています。

 

(発掘されている状況を見学)

 

平成30年1月29日(月曜日)に、飯田市にある荻の平遺跡の見学に行きました。奈良時代のものと思われる登り窯(須恵器を焼いた窯)や、須恵器が発掘されるところを実際に目で見て、説明を聞きました。

 

(説明を聞いているところ)

 

作業員からは、次のような感想がありました。

どこにでもあるような普通の土の中から、古い時代の窯が発見されることに驚きました。発掘は足場が悪く、根気もいる作業だと感じました。発掘作業から見つけられた土器や石器等の整理・復元作業を、これまで以上に丁寧にやっていきたいです。

 

こうした見学や研修を定期的に行うことで、知識や技術を身に付け、やりがいのある作業をしていきます。

 

2、時の駅に復元した土器が展示されました!

平成30年6月より、高森町歴史民俗資料館「時の駅」の考古部門がリニューアルして、全面的に展示が新しくなりました。その一角に、作業員が復元(カケラから壺に直した)した土器も展示されました。

 

(新井原遺跡の展示。右下の部分に展示されています。)

 

初めて土器の破片を組み立てて復元した土器なので、想いが詰まっています。破片が不足する部分も石膏(せっこう)を使って、土器の形に塗りました(白い部分です)。

展示された土器は、子どもさんや家族に見せたいとのことです。

 

(赤い矢印の土器が、作業員が復元したものです。)

 

これからも、文化財を楽しく学ぶことを通じて、子どもが地域のことを好きになり心豊かに育つための取り組みに対して、子育ての視点から関わっていただく予定です。

1、埋蔵文化財の作業を通じて子育て中の女性活躍を目指します

「整理作業員の募集と子育て中の女性活躍」

高森町は、縄文時代から中世にかけての埋蔵文化財が数多くある場所です。平成29年5月より、これまで発掘された土器や石器等を整理したり、本来の容器の形に復元したりする作業を行っています。

 

(作業中の風景)

 

整理作業員を募集する際には、子育てや介護等の都合に合わせて、希望する時間帯での作業が行えるようにしました。作業中に子ども・親の病気やケガがあった場合、学校等の行事があるときにも、気兼ねなく作業を抜けられます。

現在、保育園児・小学生の子育てをしている女性、親の介護をしている女性が勤務しています。

 

これからも子育てや介護と仕事が両立できる環境を整えていきます。また、子育ての経験や女性の感性を発揮して活躍することを目指していきます。

この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化財保護係

電話:0265-35-9416 / ファックス:0265-35-2973

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