更新日:2018年06月13日

高森南小学校の3年生が旧下市田学校の学習をしました

2、高森南小3年生からお礼の手紙が届きました

大きな包みが文化財保護係に届きました。

中には、高森南小学校3年生からの、下市田学校での授業に対するお礼の手紙が入っていました。1人1枚ずつ書かれていて、クラスごとまとまっていました。

文化財保護係では、子どもたちが文化財を通じて、地域に関心や愛着を持つことを目指して取り組みをしています。

下市田学校に訪れた子どもたちに話したことが、地域のことを考えるきっかけになっているとしたら、これ以上の喜びはありません。

 

今回いただいた手紙は、下市田学校の2階ろうかに展示しました。

1、高森南小学校の3年生が旧下市田学校の学習をしました

1)概要

2月13日(火曜日)に、南小学校の3年生が、高森町有形文化財である旧下市田学校を訪れました。3年生は1年間かけて地域のことを学んでいますが、今回の学習もその一環です。

テーマは「地域に支えられた学校を知ること、地域を大切にする心を持つこと」に設定しました。

(初めて訪れる子どもたちが多く、建物を見て歓声が上がりました)

 

 雪が降るあいにくの天気でしたが、子どもたちは南小学校から旧下市田学校まで、元気に歩いて来ました。

 

2)学習内容

学習したことは主に2つのことです。

(1)下市田学校の歴史や昔の学校の様子。講師は時の駅の松上館長です。

(2)下市田学校のような文化財を大切に残している理由。説明は教育委員会事務局文化財保護係の職員です。「文化財を通じた子育ての取り組み」の一環として説明しました。

(昔の学校や子どもたちのことに興味津々)

 

(1)について

明治8年に下市田村の小学校として建てられたこと、明治19年に火事で焼けてしまったこと、明治21年に再び建てられことを聞きました。また、学校として、下市田村や市田村の小学校、青年学校等を経て、下伊那農業高校の分校として昭和55年まで使われたこと、その後は地域の熱意により建物が残されたことを学びました。

また、地域の古墳について調べて保存活動を行ったり、修学旅行を始めたりする等熱心に指導をして、地域の皆さんから慕われた小川昌成先生のことも学びました。

(明治時代の教室にタイムスリップしての授業です)

 

(2)について

地域の皆さんが、子どもたちが学ぶことの大切さを感じて、生活が苦しい中でもたくさんの寄付をして、学校を作ったことを聞きました。また、当時の小学生は男子で約5割、女子で約2割の子どもしか学校へ通えなかったことや、ほぼ全員が通えるようになるまでには30年以上かかったことを知りました。

下市田学校が残されている理由を学びました。建物の古さや玄関が格好いいといったことだけではありません。地域の皆さんの子どもたちに対する熱意により学校ができたこと、家族の理解や学費の支払いがあって、だんだんと子どもたちが学校へ通えるようになった、地域の歴史を知ることができる貴重な建物だからです。また、学校として使われなくなった後も、地域の熱意があって建物が残されました。

(子どもたちは真剣に話を聞いたりメモを取ったりしていました)

 

また、庭の管理は地区の皆さんが行っていること、下市田学校のことを想う大人たちが建物の掃除や、下市田学校のことをもっと多くの人に知ってもらうための活動をしていることを学習しました。

 

子どもたちからの質問では、給食の有無や教科の種類、どんなことをして遊んでいたのか等、素直な質問がたくさん出ました。

 

3)文化財を通じた子育ての取り組み

教育委員会事務局では、「文化財を通じた子育ての取り組み」を行っています。子どもたちには、次のことを伝えました。

高森町には下市田学校のように、地域のことを知ることができる文化財がたくさんあります。そして、文化財は地域の皆さんが大切に守ってきたものです。

下市田学校がそうだったように、皆さんも地域の人たちに支えられて、学校に通うことができています。例えば今日、南小学校から下市田学校までの歩道や、下市田学校の敷地が雪かきされているように。

高森町のことをもっと知って好きになり、地域のことを支えていくような人になってください。

(床板の節の穴から1階を見て大喜び)

 

また、「2)学習内容」の(2)についても、子どもたちが地域に関心を持つことができるように説明しました。

 

高森町教育委員会事務局では、子どもたちが文化財を通じて、地域に関心や愛着を持つための取り組みをしています。

この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化財保護係

電話:0265-35-9416 / ファックス:0265-35-2973

お問い合わせはこちら