更新日:2022年06月17日

町民の皆さまとのお約束

町長2期目のマニフェスト(公約)を公開します。

高森町長2期目のマニフェスト表題

 


まちづくりとは、地域に暮らす皆さまが、郷土を愛し、人のつながりや仲間を大切にしながらも、町や地域への「義務」や「負担」を果たし、行政主導ではなく、地域の担い手でとして自ら行動してこそ成り立つものです。

現在の高森町は、人口減少、少子高齢化の進行や、リニア開通に伴う新たな開発や土地利用、景観の維持など様々な課題を抱えています。こうした課題に向い合い解決に導くまちづくりの主役は、やはり町民の皆さまです。私はこの4年間、町民の皆さまと対話を重ねながらまちづくりの担い手育成に努め、徐々にその輪が広がっていると感じています。二期目に向け、町の将来像「なりたいあなたに会えるまち~日本一のしあわせタウン高森」を目指し、「地域に根差した人材育成」を引続きマニフェスト(公約)の柱に据え、町民の皆さまと同じ目線(「生活者(町民)起点」)で行動し、高森町を今以上に元気にするため、以下の7つのプランを実行します。


●PLAN1 地域に根差した「人材育成」~まちづくりは人づくり~

1.未来を担う子どもたちが、地域を「知り」「好き」になるプロジェクト

小学校・中学校で継続した地域学習を展開します。地域学習には、1%システムによる団体、コミュニティスクール、熱中小学校の人材や町民の皆さん、地元企業などの関わりを深めます。

2.地域の活性化に向けて行動するプロジェクト

高校生・短大生・大学生などが参加する「わかもの☆特命係」を中心に、地域づくりを知る活動やイベントを展開します。熱中小学校で「みらい経営塾」を開催。学生が企画・製造・販売などを体験できるプログラムを研究します。

3.信州たかもり熱中小学校で大人も学び、地域づくりへ参画するプロジェクト

熱中小学校がまちづくりの起点となるような窓口を設置します。生徒の「学び」とともに、生徒のみならず、そこに集う皆さんが一歩踏み出す「行動」に繋がるような事業展開を研究します。さらに、アグリ交流センターがまちづくりの拠点施設として多くの皆さんに利活用されるような施設整備を研究します。


●PLAN2  自治と協働 みんなで動かす元気なまち

1.町民活動を支援する1%システム

町民税の1%を財源に実施している「町民主体のまちづくり活動支援事業補助金」を、事業の継続性と担い手の育成を中心に見直しを行い、町民によるまちづくり支援を継続します。

2.町事業の協働実施を研究

行政事務の一部やタウンプロモーションなどは、在宅ワークシステムなどを活用し、町民の皆さんを担い手としてお願いできるよう研究します。また、あったかてらす、アグリ交流センター、山の寺キャンプ場などの町有資産の管理運営を、指定管理制度の活用により、価値ある資産として有効活用されるよう研究します。

3.まちづくり懇談会の充実

「まちづくり懇談会」を町内21地区のみならず団体や事業者へと拡大します。懇談会を通じて、課題解決やそのためのアイデア出しを行い、それを実行できるよう一緒に考えます。


●PLAN3  「優しい子育て」「思いやりの心で助けあう」福祉のまち

1.読書で健康な「心」を育む! 

あったかテラス・保育園・小学校・中学校が連携し、「こども読書センター」を中心に、適齢期の本を子どもや保護者に紹介。「活字を読む」読書習慣で豊かな心を育てます。

2.食事と運動で健康な「体」づくり!

あったかテラス・保育園で、楽しみながら食事と運動習慣が身につくよう「親子の集い」を開催します。

3.子どもたちの多様性を尊重した「学校」へ

子どもたちの環境は加速的に変化しています。多くのニーズや個性を尊重しながら、多様な学校生活を構築し、学級や学年、部活動での仲間づくりが促進される学校づくりを目指します。

4.保育園のスムーズな民間移行と町立保育園の改築

子どもたちや保護者が安心して通園できるよう、吉田保育園とみつば保育園の民間移行を、担い手である社会福祉法人と協働で行います。引き続き、山吹保育園、下市田保育園の大規模改築を計画します。

5.町民の団体や民間の事業者が行う福祉(介護など)事業を支援!

特に超高齢化社会が間近に迫るなか、お年寄りを孤独にしない取組みなどを行う団体、事業者の支援を拡充します。

6.地域公共交通の充実とシェアタクシーの検討

地域公共交通「柿丸あったかバス」が利用しやすいルートとなるよう改善を進めるとともに、町内のタクシー会社とも相談し、目的地へ複数の方のシェアによるタクシー事業を研究します。


●PLAN4  2050年「カーボンニュートラル(ネットゼロ)」へ挑戦

1.美しい里山整備でCO2を削減

森林がCO2を吸収する役割は大きく、また、景観づくりや有害鳥獣対策等のため、「里山整備推進地域協議会」を設置し、竹林の伐採や計画的な広葉樹への樹種転換による森林整備、植樹・育樹を、団体、事業者と共に行います。

2.バイオマス発電所の誘致

自然由来エネルギーへの転換及び里山整備による未利用材の活用を促進するため、バイオマス発電所の誘致を進めます。

3.公共施設・公用車などの省エネ、再エネを検討

まずは公共施設から・・・再エネ活用や、公用車更新時のエコカー導入を検討します。


●PLAN5  「リニア時代を見据えた 拠点と道線」の整備

1.高森町観光協会の充実とビジターセンターの整備

座光寺SICの開通による、湯ヶ洞・御大の館の立地を活かし、高森温泉内にビジターセンターを整備するとともに観光協会を充実し、町のみならず南信州全体の誘客を促進し、産業の活性化を図ります。

2.「天竜川かわまちづくり」での賑わいの拠点を整備

2028年開催の長野国体では、天竜川かわまちづくり計画地でのカヌー大会、ビーチバレー大会の開催が決定しました。競技会場及び防災施設、誘客施設の整備を民間事業者と協力して進めます。

3.サッカー競技場を整備

山吹ほたるパークを改修しJFA公認サッカー場及びクラブハウス兼屋内運動場、多目的広場の整備を民間事業者と協力して進めます。

4.主要幹線道路の整備を継続

飯田市座光寺から飯島町本郷間の国道153号整備計画を関係市町村と連携して進めるほか、竜神大橋開通を見据え、町道1.-6号八日市場線の改良を県と協力して進めることができる体制づくりを検討します。


●PLAN6  「住みやすい!働きがいのある町!」で人口減少を抑制

1.山吹下河原の土地利用計画策定

まずは国道153号のJR飯田線下平駅から山吹駅周辺の山吹下河原で、「住む」「楽しむ」をテーマに、町営住宅のあり方を含めた土地利用計画を策定します。

2.子どもたちが地元の企業を「知る」

中学2年生対象の「しごと未来フェア」を充実、さらに、高校生や大学生対象の保護者向け就活セミナーを開催し、学卒者地元定着率の向上を目指します。

3.リニアガイドウェイ製作工場の整備と跡地利用

整備中の下市田産業用地や周辺の工業用地が、未来にわたり有効活用されるよう企業誘致を進めます。

4.強くて優しい地元企業の育成

商工会が行っているプロジェクトチャレンジによる経営改善などの取組みを充実するとともに、女性や若者が働きやすい職場環境づくりなど、町内事業所の価値が上がる取組みを目指します。


●PLAN7  「見える!分かりやすい!」行財政経営

1.新型コロナウイルス感染症への対応を、素早く柔軟に実施します

新型コロナウイルス感染症は終息に向かっているようにも見えますが、予断を許さない状況です。このような状況でも町民の皆さんを不安にすることのないよう、防疫措置・経済対策を素早く柔軟に実施します。

2.予算査定・施策評価会議を公開します

次年度のお金をどう使うのか(予算査定)、前年度お金をどう使ったのか(施策評価会議)の一部を公開し、町民の皆さんに分かりやすく説明します。

3.ICT環境を整備し行政効率を向上させます

ICTによる行政効率を向上させるとともに、マイナンバーカードなどを利用した「電子申請」による町民の皆さんの利便性の向上に努めます。

4.福祉センターの改築を検討します

福祉センターは、令和2年の耐震診断で一部耐震性能が満たされていないことが分かりました。早急に改築などの研究を進めます。

5.町民の皆さんとのお約束をチェックします

町民の皆さんとの直接対話を増やし、公約の評価を実施します。(PDCAを廻します。)


 

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 行政係

電話:0265-35-9402 / ファックス:0265-35-8294

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