令和5年8月2日に、上水道・下水道やごみ処理などの関連施設を回るバスツアーを開催しました。暮らしの中の身近なことに関わる業務を担当する、環境水道課の仕事に関心や理解を深めていただこうと、企画したものです。
町民24名の参加があり、子どもも多くみられました。
稲葉クリーンセンター
始めに向かったのは、稲葉クリーンセンターです。南信州広域連合が運営している、燃やすごみの焼却施設です。
焼却までの工程を見学するとともに、大量のごみを目の当たりにし、ごみの減量化の必要性や、正しい分別の大切さを再認識する機会となりました。
また、ごみを燃やした熱を有効利用するために、クリーンセンターで発電した電気を、高森町の上水道や下水道施設で使用していることを知りました。
高森浄化センター
次に向かったのは、高森浄化センター。下水道に流れた水をきれいにする施設です。
私たちが衛生的で快適な生活を送り、川や海などを保全するため、下水道の重要性と、水をきれいにするために欠かせない微生物の説明を聞きました。
堂所浄水場
午後は、堂所浄水場を見学しました。水をきれいにして水道水として飲めるようにしている施設です。
ここで作られる水は、市田地区およそ1万人が使っています。
浄水場の施設を見学した参加者は、工程ごとに水がどんどんキレイになっていく様子にとても感心していました。
最後は福祉センターにて、環境水道課の仕事について説明を聞き、意見交換をして、見学会は終了しました。
参加した子どもからは「見学してゴミの処理方法や、ゴミの行く先はどこなのかを学べた」。
大人からは「浄水場は昔行ったことがあったが、改めて見学することができ、これからの生活を見直すきっかけになった」といった感想をいただきました。
身近なものが、家を出た(着く)先にどうなっていくのか、なかなか覗くことのない施設の見学会になりました。
皆さんの気持ちが、ゼロカーボンや自然環境を守る取り組みに近づいてくれると嬉しいです。