更新日:2021年12月02日

令和3年第4回高森町議会定例会あいさつ

本日ここに、令和3年第4回高森町議会定例会を開催いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かとお忙しいところご出席いただき、誠にありがとうございます。

 

(新型コロナウイルス感染症)

新型コロナウイルスの感染者は、直近1週間の全国の新規陽性者数は人口10万人当たり0.1人と、昨年の夏以降で最も低い水準が続き、療養者・重症者・死亡者数も減少が続いています。長野県は、9月27日に南信州圏域のレベルを1に引き下げ、以降非常に落ち着いた状況が続いています。これまで2年近くにわたり感染症対策にご理解とご協力を賜りました町民の皆さま、昼夜を問わず懸命に診療に当たってくださっている医療従事者の皆さまに深く敬意と感謝を表します。しかし、冬の到来に併せ、南アフリカ由来の変異株オミクロン株による第6波も懸念されています。町民の皆さまには、これまで同様、マスクの着用、手洗い、手指消毒など基本的な感染予防対策を徹底していただくようお願いいたします。

このように感染状況が落ち着いている今だからこそ、社会経済活動を取り戻し、疲弊した地場産業の復興を加速する段階となっています。そこで、町内店舗を利用していただくきっかけとして、「まわって使って応援クーポン」1万円分をご家庭にお届けしました。これは、利用可能店舗での買い物2千円ごとに1,000円を割引くクーポン券で、1会計あたり2枚まで利用できます。町内の様々なお店で使用いただけるよう、券は2種類を用意しました。大規模店やコンビニエンスストアでは使えない『限定券』と、全ての利用可能店舗で使える『共通券』です。町内の参加店舗には『共通券』のみ利用可能か、限定券、共通券とも利用できるかの表示がありますので、確認のうえご利用ください。併せて「まわって集めて応援スタンプラリー」も行います。お配りした割引クーポンの台紙がスタンプの台紙となっており、参加店舗で割引券を利用し2千円以上のお買い物をしていただくとスタンプを押します。これを異なる5店舗分集めていただきますと、参加賞として先着で割引クーポン3千円分を贈呈するほか、豪華賞品が当たる大抽選会の抽選券となります。この機会に、町内のいろいろなお店を回ってお買い物を楽しんでいただき、すでに行っている「おかえりタクシークーポン」と合わせ、皆さんの消費行動が再開されることを期待しています。

11月恒例のまるごと収穫祭は新型コロナ感染症拡大防止のため中止と決定しましたが、その代替イベントとして12月19日日曜日午前11時から「たかもり食べ歩きストリート」を開催します。ダサラ商店街の国道から飯田線までの県道を歩行者天国とする初めての企画ですが、商工会ほか地元の皆さまの呼びかけにより、約230メートルを埋め尽くす40店舗が出店します。地元のお店を中心に18の飲食、南信州で人気のキッチンカー7台、そのほか物販やふくまるくんカード、マイナンバーカードの新規受付などが15という内訳です。この日は、日曜日ですが公共交通バスを臨時で無料運行します。師走で非常にご多用とは思いますが、ぜひ町内外から多くの皆さんにお越しいただき、久しぶりの食べて飲んで楽しいひと時を過ごしていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、その影響に苦しんでいる子育て世帯を支援するため、臨時特別給付金が支給されます。この子育て世帯臨時特別給付金は18歳以下の子ども1人あたり5万円が給付されるものです。主には児童手当の制度を用いて支給されますが、当町では、公務員世帯や16歳以上の子どものみがいる世帯など、一部の申請を要する世帯であっても、申請書を期限までに提出いただいた場合には、年内に指定口座に振込みができるよう準備を進めています。申請書の提出が期限後となった場合には、年明け1月から順次支給します。該当の方へは、ご案内を12月上旬からお送りしますので、ご確認いただき、申請が必要となる場合にはお早めのご提出をお願いします。なお、来年春までに給付予定のクーポン券(ポイント)については、詳細が決まり次第改めてご案内します。

また、今後、政府の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に基づき、11月26日に閣議決定された補正予算6.8兆円のうち、新たな臨時交付金の配分額も通知される予定です。これに伴う予算案については、年明けに議会にお諮りする予定です。

新型コロナウイルスワクチンの接種状況は、県の人口統計基準で11月30日現在、12歳以上の接種対象者11,308人のうち、1回目接種済者は10,385人91.8%、2回目接種済者は10,257人90.7%となり、希望する方の2回接種はほぼ終了することができたと判断しています。今後は12歳の誕生日を迎える方や、ご事情により今まで接種できていなかった方の接種を引続き実施します。さて、全国では今月から2回目接種後8か月を経過した方への3回目の追加接種が始まります。追加接種には優先順位はなく、2回目接種から期間が経過した方から順に接種することになり、北部5町村では年明け1月から接種を開始します。この地域では多くの皆さまがファイザー社のワクチンを接種いただいていますが、追加接種用のワクチンは、ファイザー社とモデルナ社それぞれ同数程度供給されるため、これまでと異なるワクチンを接種いただく場合があります。国や専門機関は、交差接種に特段の問題は認められないとしていますので、追加接種のご案内が届きましたら1、2回目に接種したワクチンにこだわることなく予約をお願いいたします。今後、多くの皆さまに安心して接種いただくためにも、国や県に更なる追加接種に関する情報提供を求めつつ、分かりやすく皆さまに周知してまいります。予約方法は、接種券を2回目接種から8か月経過した方を対象に、半月ごとまとめて郵送します。まず、年明けから始まる高齢者の皆さまは、役場が接種日、医療機関を指定する「おまかせ予約」を導入する予定です。これにより、接種日時や場所、ワクチンの種類を指定しない皆さまは、ご自身で予約を取ることなく接種ができます。12月中に「おまかせ予約希望調査票」を高齢者の方へ送付しますので、面倒でも早めに回答をお願いいたします。接種日時や場所、ワクチンの種類のいずれかを指定したい場合は、接種券がお手元に届きましたら、これまで同様電話若しくはインターネットでの予約をお願いいたします。また、国では5歳から11歳までの小児へのワクチン接種について準備を進めています。早ければ令和4年2月から接種が始まりますが、現在、接種する医師のご意見も伺いながら体制づくりを進めており、実施方法の詳細については改めてご案内致します。

 

(まちづくり懇談会)

10月1日より新型コロナの警戒レベル低下を待ってスタートした本年度のまちづくり懇談会は、10月に14地区、11月に7地区、計21地区での開催を終了しました。本年度の参加者数は425人で、コロナ禍前の一昨年令和元年度の561人比べると24%少なくなりましたが、昨年度398人に対して7%の増加です。コロナ禍のもとで出席には未だ慎重な方も多かったと考えられますが、ご参加いただいた皆さまをはじめ、各会場のご手配や参加の呼びかけなど運営全般に対する各区・地区・自治会の皆さまのご協力に感謝申し上げます。

今回は、一昨年にワークショップ形式で第7次まちづくりプランの将来像を語り合ったことを踏まえ、その発展形として、再びワークショップによりお住いの地区の現状と将来、課題などを気楽に話し合いました。参加された皆さまは、このような集まり自体が久しぶりのようで、初めは戸惑いながらも徐々に会話を楽しんでいる様子が伺え、短時間ではありましたが、前向きなご意見を多くいただくことができたと思います。懇談会で寄せられた貴重なご意見と、地域の現状と将来を映したワークショップまとめ資料は各地区にお返しします。今後も地区担当職員がお手伝いしますので、地区の良いところを維持しつつ、将来像実現に向けた取組みや、課題の解決策などを更に掘り下げていただきたいと思います。

 

(公式LINEアプリの機能リニューアル)

日本のスマートフォン普及率は、2020年末で約8割に達し、その81%が通信アプリLINEを利用しています。各種の通信アプリやSNSの中でもLINEは全世代を通じて圧倒的に利用率が高く、次点のツイッター41%のほぼ倍です。

こうしたことから、高森町の情報発信ツールとしてLINEは極めて有効と考え、これまで約750人のユーザー登録があった公式LINEアカウントを、11月19日にリニューアルしました。リニューアルにより、大幅に町の情報を取得しやすくなります。また、12月中旬には道路損傷や災害警戒時の「通報機能」がスタートします。11月24日から順次に新規登録あっせん(広報)を進めていますので、登録されていない皆さまは、ぜひ友達登録をお願いします。既にご利用の方を含め1月までに登録し、申請いただいた方に、先着順で特典を用意しています。

 

(第7次まちづくりプランと評価、予算編成)

なりたいあなたに会えるまちを目指して2020年にスタートした第7次まちづくりプランは、3年目の予算編成期を迎えました。11月29日には予算編成方針会議を開催し、新年度予算編成では、まちづくりプランの掲げる将来像に近づき、重要指標チャレンジ3の更なる向上を図るため、8月の公開評価を含むまちづくりプラン推進委員の評価、9月の決算審査での議会の意見、11月中旬までの執行に依る担当課の中間評価等を各施策に落とし込み、全18施策ごと具体の方針を定め、その実現手段として事務事業を企画して適切に予算要求するように職員に指示しました。議会からのご意見やご提言も踏まえて、全庁挙げて希望とチャレンジに満ちた予算編成を進めます。

(成人式)

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により延期となっていた令和2年度成人式を令和3年10月31日に実施いたしました。オンライン参加も含め74名の成人者が集い、恩師や同級生との再会を喜び合いながら、成人としての門出をお祝いしました。式典の企画・運営に携わっていただいた実行委員会の皆さま、公民館教養部の皆さまに厚く御礼申し上げます。なお、令和3年度成人式は、予定どおり令和4年1月3日に開催します。

 

(平和推進の取組み)

今年度も8月6日の広島市平和祈念式典への「平和のかけはし使節団」の派遣は中止とさせていただきましたが、町を代表して11月16日に広島市を訪問し、平和の願いを込めて作成いただいた折り鶴80,000羽を広島市平和記念公園へ奉納させていただきました。その際、広島市国際平和推進部の皆さまとも意見交換を行い、広島市の皆さまから伝えられた想いも参考に、今後も町民の皆さまと一緒に平和推進活動を進めてまいります。

 

(保育園建設の進捗状況)

社会福祉法人白百合福祉会が進める「認定こども園ぱどま」の新園舎建築工事は、概ね予定どおり進んでおり、建物の骨格も完成し、全景が分かるようになってきました。また、来年度の入所希望も定員155名を充足する申込みがあり、令和4年4月のスタートに向け円滑に移行できるよう努めてまいります。

社会福祉法人萱垣会が進める新みつば保育園については、農振除外の許可申請手続き、地権者との契約などが終わり、現在新園舎の配置、設計などを行っています。これに伴い、新園舎の配置、設計案についての意見交換会を12月15日に保護者の皆さまと、12月22日に地域の皆さまと予定しています。多くの皆さまに関心を持っていただき、ご意見を伝えていただきたいと思います。

また、南信州フルーツラインの牛牧南信号機交差点及び新みつば保育園周辺の道路改良については、今後園児の通園や散歩等に利用されるため、令和4度に歩車道分離の道路整備を地方創生道整備推進交付金により計画しています。現在はこれに伴う道路設計と用地測量を行っています。

今後も移管先法人である社会福祉法人萱垣会とともに、地域に親しまれる保育園となるよう進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 

(環境学習の実施)

10月21日に高森北小学校4年生22名を対象に、稲葉クリーンセンター主催の環境学習講座「ごみ分別とごみ発電のしくみ体験ゲーム」が開催されました。また、11月12日、17日両日には、高森南小学校3年生、4年生計236名を対象に、昨年度、町が発刊した「高森町の動植物」を活用した高森町の動植物を学ぶ環境学習会が行われました。いずれの学習会でも、児童たちは楽しく、そして真剣に学ぶ姿が見られました。

 

(環境基本計画推進委員会の開催)

町の環境施策の最上位計画となる第2次環境基本計画が今年度に目標年度を迎えることから、次期計画策定のための「環境基本計画推進委員会」を11月からスタートしました。今後、委員会での議論を経てまとめを行い、町民の皆さまからの意見募集を行った後、環境審議会において策定します。

 

(令和4年度水道事業の統合)

高森町が経営する水道事業は、市田地区の上水道事業と山吹地区の山吹簡易水道事業、出原・千早原地区の千早原簡易給水施設の3事業ですが、町では、令和4年度にこれら3事業を1事業とする水道事業の統合を計画しています。この統合は、近年の気候変動等による集中豪雨の多発化、台風災害の激甚化等を踏まえ、安定給水を確保するための危機管理対応の強化が主な目的であり、統合により連結管路を整備すると、緊急時にそれぞれの水源からの水の融通が可能となります。水利権の関係もあり、町民の皆さまのご理解を得る必要があるため、11月から区長会をはじめ、大沢川水利組合との協議を始めたところです。今後も丁寧な対応に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。

 

(天竜川高森かわまちづくり事業)

「天竜川高森かわまちづくり賑わい拠点整備事業」に関し、当該地での担い手としてお願いするための事業提案を、公募型プロポーザル方式で実施したところ、当町出身で首都圏を中心に外食事業を営まれている方が代表をされている「株式会社のみもの」より事業提案がありました。11月17日に天竜川かわまちづくり協議会で審査を行った結果、担い手としてふさわしい事業者と認められました。今後は、協議会にも加わり、提案内容の事業化に向けた検討を町と地域協働で行います。

 

(町税)

新型コロナウイルス感染症の影響により懸念されている町税ですが、令和3年度10月末現在の町税現年度分収納状況は、調定額1,357,280千円に対し806,160千円で、徴収率59.4%です。前年同月に対し、徴収率は0.4%増という状況です。

 

(国保税軽減判定誤り)

今年度の税制改正により、国保税の軽減判定基準の算定方法が変更されましたが、高森町が委託している株式会社電算のシステムに不具合があり、本来の軽減区分より多く軽減してしまった世帯が4件見つかりました。現在、事業者にはシステムの修正を指示し、修正後の再計算により対象世帯を再度確認中です。今回軽減区分誤りにより追加納付をお願いする対象の皆さまには、直接職員が出向き説明させていただきます。このような事態をまねいたことに対し、深くお詫び申し上げますとともに、今後同様の事案が発生しないよう、町としても税額チェックを行い、適正な事務処理に努めてまいります。

 

さて、本定例会には条例案件3件、財産の譲渡案件1件、町道案件2件、補正予算案件7件を上程しています。

 

議案第78号 高森町税条例の一部を改正する条例については、高森温泉「湯ヶ洞」「御大の館」の入湯税について、現在一律150円としている税額を、宿泊に伴う入浴は据え置きますが、日帰り入浴について50円と改めるものです。

 

議案第80号 高森町国民健康保険条例の一部を改正する条例については、産科医療保障制度に関する健康保険法施行令等の一部を改正する政令が令和4年1月1日から施行され、出産育児一時金等の支給額について現行の404千円から408千円に引き上げられたことから、関係する条例を改正するものです。

 

議案第81号 財産の無償譲渡については、令和4年4月1日付で社会福祉法人ジェイエー長野会に、あさぎりの郷を無償譲渡することについて提案するものです。

 

議案第84号 令和3年度 一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出にそれぞれ141,031千円を追加し、総額を7,772,259千円とするものです。

主な内容についてご説明します。

新型コロナウイルス感染症対策として、国による「子育て世帯へ臨時特別先行給付金」の給付事業118,980千円を追加し、同額の国庫補助金を財源として計上します。

コロナ禍に伴う産業支援策として、本年8月または9月の売り上げが前年または前々年同月比30%以上減少の事業者に対し、上限20万円を給付する事業継続補助金20,000千円を追加し、同額の国県補助金を財源として計上します。この事業は、すでに町内飲食店等緊急支援事業で実施していますが、国県の補助事業のメニューに併せ予算の組み換えを行うものです。

原油価格高騰に伴い生活困窮者への灯油購入費の補助事業を実施します。該当世帯は概ね800世帯を予定しており、1世帯当たり5,000円の灯油購入のための補助券を交付するもので4,205千円を計上します。

新型コロナウイルスワクチン接種事業では、3回目の追加接種に関する費用のうち令和4年3月までに要する経費4,407千円を追加し、これまでの接種事業の財源と併せた国庫補助金9,244千円を計上します。

8月豪雨による農地災害の査定が11月16日に行われ、山吹越田地区が国の災害復旧事業の対象となったため、事業費7,435千円を追加し、財源として国庫補助金6,300千円を計上します。

以上のほかは、7か月余を経過した執行実績に基づく過不足を補うものです。

 

特別会計では、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業会計、水道事業会計で、それぞれ補正予算を措置します。

詳細については、それぞれ担当課長より説明します。

議員各位並びに町民の皆さまのご理解をお願い申し上げますとともに、提案しました議案について、適切な決定を賜りますようお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、本議会は私の町長としての今期最後の定例会となります。

4年前の選挙期間中、多くの町民の皆さまから「高森町は元気がない!」という厳しいお言葉や、職員時の自分の態度もあってか「もっと人の話を聞いたほうがいい!」などの励ましのお言葉をいただきました。では、今後の高森町は、自分自身は町長として「どうあるべきか・・・」を考え、人材育成を柱とした、7分野23項目のマニフェスト(公約)を作成し、「視る」「聴く」「応える」を自分のキャッチコピーに据えました。

当選後このマニフェスト(公約)は、一つの町の目指す姿に変わり、実現のために職員が一丸となって努力し、ほぼ全て事業化し実施することができました。

また、町民の皆さまとお話をする機会をどのように増やすのか、どのように話をすれば良いのかなどを考え、町の新たな将来像を決めるためのワークショップを始め、多世代、多くの地域、多くの団体の皆さまと様々なテーマで懇談をさせていただき、それを事業や施策に活かせるようになってきたと思っています。こうした積み重ねもあり、新型コロナウイルス感染症対策においても、素早い情報収集と行動につながり、町の対応は、一定程度町民の皆さまに評価をいただけていると感じています。

マニフェスト(公約)の柱に掲げている「地域の人材を育てる」という目標は、これまでの高森町には少なかった価値観で、当初は学校現場などを戸惑わせる事態となりましたが、今では、小中学校での「みらい懇談会」での子どもたちからの提案や、中学校の「地域応援隊」「しごと未来フェア」を始め、多くの町民の皆さまや地域の事業者を巻き込み、みんなで地域の将来を担う子どもたちを育てようという風潮に変わってきました。さらに、そこで学んだ中学生が進学し、「わかもの特命係」に入り、町の事業を支えてくれています。私自身も多くの高校や大学で講義をさせていただく機会をいただき、そこでは、高森町の枠組みを超えた交流が始まり、学生の皆さんからも町へ様々な提案などをいただくようになりました。社会人学校「熱中小学校」では、先進事例のみならず、地域へのかかわり方や一歩踏み出すことの大切さなどの学びから、生徒の町事業への参加はもちろん、千早原遊休地の再生やアグリ交流センターの利活用など、学びから行動に進化してきていると実感しています。また、町民の皆さまからも、町の将来やリニア開通後のまちづくりに対する提案が増え、今年度からは町民が主体的にキャンプ場の維持管理事業を担っていただくなど、実際の行動にもつながり始めました。

今では、多くの町内外の皆さまから「高森町は頑張っとるな!新聞で高森町の話題を見ない日はない」などと言っていただくようになり、4年前の評価と比較すれば大きく前進したと思います。

とは言え、やはりまちづくりの主体は町民です。高森町政策アドバイザー早稲田大学マニフェスト研究所顧問 北川正恭先生は「生活者(住民)起点」を訴え、まちづくりが、行政主導ではなく町民主導に変わり、行政が町民を支えることの大切さを私にご教授してくださっています。そのためにも、主体的にまちづくりに関わろうとする気持ちを持った「人」が育つ町を目指し、それこそが町の将来像「なりたいあなたに会えるまち~日本一の幸せタウン高森」であると信じ、今期の職責を全うし、二期目に挑戦したいと思っています。

これまで4年間にわたり町政運営にご理解をたまわり、支えて下さいました町民の皆さまを始め、議会の皆さま、一緒に頑張ってくれた役場職員に改めて感謝申し上げ、定例会冒頭のごあいさつとさせていただきます。