更新日:2017年08月16日

【教育×ICT】高森町の新たな学びのカタチ

ICT活用でより深く幅広い学びを

 高森町では、ICT(情報通信技術)という新たなツールを教育に取り入れることで、児童や生徒に、さらに深く幅広い学びを提供していきます。


機器及び無線LAN環境の整備

 高森町では、平成28年度から小・中学校にタブレット端末や電子黒板といった機器や無線LAN環境を整備し、教育へのICTの導入を本格的に開始しました。

 また、国(文部科学省)も、2020年を目標に、教育現場におけるICT環境整備やデジタル教科書等を活用した教育内容の一層の充実を求めており、今後、さらに必要性が高まるものと考えられます。

タブレット整備状況の詳細はこちらから >ダウンロード(PDF:31.9KB)


専門家(支援員)の配置

 機器等のハード整備だけではなく、ICTの専門的知識を有する支援員1名を配置することで、児童生徒だけでなく、3校の教職員への技術的支援や授業サポート等も積極的に行っています。

小学校 | マイクロ・ステップ・ドリル(柿丸くん まんてんドリル)

 高森町では、小学校5・6年生を対象とした基礎学力向上を目的に、岡山大学との共同研究事業として、同大学院教育学部の寺澤孝文教授が提唱する「マイクロ・ステップ学習法」を実装したWebドリルを導入しました。このタブレット端末を用いたドリルの導入に伴って、無線LAN環境および対象児童全員に1台ずつタブレット端末を整備しました。

 北小学校では平成28年6月から、南小学校では同年9月から「柿丸くん まんてんドリル(KMD)」の愛称で取り組みをスタートさせ、児童達は、「よし!正解!」といった感嘆の声をあげながら、生き生きと前向きにドリル学習に取り組んでいます。
 

※ 岡山大学大学院 寺澤孝文 教授は、教育ビックデータ研究分野の第一人者です。先生は、茨城、岡山、兵庫、大阪、京都、静岡等、多数の小中学校で実践研究を重ねられるとともに、このドリルシステムが、大学受験・TOEIC学習用英単語学習ソフト(NINTENDO DS専用/『THEマイクロステップ技術で覚える英単語』)に実装される等の実績もお持ちです。また、寺澤先生ご自身が高森町(山吹)のご出身ということもあり、共同研究という形でご指導をいただく運びとなりました。


ドリルの概要

1)実施頻度 1日1回 5分~10分程度
※ 帰りの学活前の時間帯等に担任の先生の指導のもと実施します。
2)設問内容 小学校で習う「漢字の読み」および「四字熟語の意味」など
※ 設問の種類は、漢字以外にも増やしていく予定です。
3)参考資料 ダウンロード(PDF:512.1KB)

ドリル導入で期待される5つの効果

1)学習効率の向上  児童の習熟度を個別客観的に判断し、個々の理解度に合わせた問題を適切なタイミングで出題することで、学習効率が向上。
2)褒める機会の増加  子どもの習熟度が可視化(グラフ化)され、それが月1回程度の頻度でフィードバック(返却)されることにより、テストの点数以外で、親や先生が児童を褒める機会(材料)が増加。
3)自己肯定感の向上  児童自身が、毎日の取り組みの結果(理解度の伸び)をグラフとして客観視し、その結果がテストの点数に結びつくことで、自信につながる。また、フィードバックを受け、親や先生から褒められることで、自己肯定感が向上。
4)基礎学力の底上げ  上述の1~3を受け、学習意欲が向上し、ドリル以外の学習にも好影響を与えることで、学習時間の増加と基礎学力そのものの底上げ等につながる。
5)その他の効果  回答結果の傾向の変化等から、児童の心の揺らぎを顕在化する「心の体温計」としての機能を活かし、事前に予防策を講じることができる。

タブレットでドリルに取り組む児童

北小学校(5年生クラス)

中学校 | 小原ヶ丘塾

 平成28年7月から、中学生の学習機会の格差解消や基礎学力の向上などを目的に、学びたい意欲を持つ生徒への学習支援の場として「小原ヶ丘塾」を開講しています。

 この中で、タブレット用の学習教材を利用したり、インターネットでの調べ学習等に活用するため、タブレット端末や電子黒板といったICT環境の整備を行いました。

 高森町では、今後も生徒の主体性を大切に、子どもの声に積極的に耳を傾けながら、ICTに限らず「学びたい」という意欲に十分に応えられる環境整備を進めていきます。


「小原ヶ丘塾」の詳しい説明はこちら >中学校 | 土曜日・放課後の学習支援「小原ヶ丘塾」

仲間と机を囲んで学習(3年生コース)

タブレットを使って自習する生徒

情報モラル教育の実施

 近年、全国的にSNS等でのいじめ、ゲーム時間の増加など、情報通信機器やインターネットと子どもの関わりが課題となってきています。

 高森町では、こうしたマイナスの側面にも光を当て、ネットやスマホと上手に距離感を保って、安全に付き合っていけるよう、子ども達に対して啓発していくことが大切であると考えています。

 すでに学校やPTAでも、講演会などで啓発いただいておりますが、今回のICT環境整備にあたり、町でも児童・生徒向けの情報モラル教育を積極的に進めていきます。

 その取り組みの一つとして、町では『子どものためのスマホ・ネットのトラブル解決BOOK』を製作、小学生(高学年)と中学生に配布し、クラスごとでの読み合わせや、児童・生徒向け研修会のテキストとして使用しています。

 また、各校PTAの皆さんが考えてくださった、「みんなで守ろう!高森町ネットルール」も掲載していますので、親子で読み合わせることで、各ご家庭のスマホ・ネットモラル教育にも活用いただくことができます。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 こども支援係

電話:0265-35-9416 / ファックス:0265-35-2973

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